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有料動画配信(VOD)サービスの利用率は16.8%に。動画配信ユーザー実態調査2018

映像コンテンツ・流通のマーケティング事業を総合的に手掛ける株式会社フィールドワークス(東京都渋谷区、代表取締役:木田義之)と映像メディア総合研究所合同会社(代表:四方田浩一)は9月6日(木)、全国7000人規模(うち有料動画配信利用者1000人)のネットアンケート調査を実施し、定額制動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルデータでの動画販売(EST)の3つの有料動画配信サービスについて、利用動向を詳細に調査・分析し、レポートを発行した。

調査結果(以下リリースより抜粋)

有料の動画配信サービスの3つのサービス形態について、「知っている」「なんとなく知っている」「知らない」で回答を得た結果、定額制の動画配信サービス(SVOD)は36.4%が「知っている」とし(前年32.3%)、「なんとなく~」まで含めた認知は73.6%(前年69.1%)となり認知が進んだ。これに対し、レンタル型動画配信サービス(TVOD)とデジタルデータ動画販売サービス(EST)は「知っている」が24%ほど、「知らない」が4割程度で前年からの変化は小さく、SVODの認知と差が開いた【図1】。

図1

全回答者中、SVOD、TVOD、ESTのいずれかを過去1年以内に利用した人の比率(有料動画配信サービスの利用率)は16.8%となった。他の映像視聴サービスとの比較では、映画館が42.6%、DVD・ブルーレイのレンタルが27.7%、DVD・ブルーレイの購入が18.7%で、有料動画配信サービスの利用率と、DVD・ブルーレイの購入の利用率との差は2ポイント程度となった。一方、DVD・ブルーレイのレンタルとの差は10ポイント以上、映画館との差は25ポイント以上と差は大きい【図2】。

図2

SVODとTVODのいずれかを利用するVOD利用者のうち、SVODのみを利用する層は53.6%、TVODのみを利用する層は8.6%、併用層は37.8%となり、VOD利用者全体の91.4%がSVODを利用している結果となった。なお、前年との比較では、VOD利用者全体のうちTVODの利用層は4.5ポイント比率を高め、46.4%と半数近くとなり、存在感が増している【図3】。

図3

有料動画配信サービスブランドの認知では、Huluが前年から5.2ポイント伸ばし45.9%の認知を獲得して<最も知られているサービス>となった。これに続くAmazonプライム・ビデオは39.0%で前年から7.4ポイントと認知を拡大し、Huluを追い上げる。ほか、前年からの伸長が大きいのがNetflixで、20.9%から27.3%へと6.4ポイント認知を拡大し、6番手につけた【図4】。

図4

一方、各有料動画配信サービスの利用率(複数回答/母数はVOD利用者)では、Amazonプライム・ビデオが前年から6.7ポイント伸長し4割を超え、2番手以下を大きく引き離している。以下、Hulu 15.0%、Netflix 11.3%、dTV 7.4%と続き、ここでも認知度と同様、Netflixが前年から3ポイント利用を伸ばし、dTVと入れ替わるかたちで順位を上げている。また、U-NEXTも前年から利用が伸び5.7%と順位を上げた。ほか、今回の調査から選択肢に加えたDAZNは、利用率6.4%となった【図5】。

図5

調査概要
■調査目的:有料動画配信サービス利用者の利用実態の把握
■調査対象メディア・サービス:
(詳細調査)定額制動画配信(SVOD)レンタル型動画配信(TVOD)デジタルデータでの動画販売(EST)
(利用率のみ調査)映画興行 有料放送 DVD、ブルーレイのレンタル DVD、ブルーレイの購入 無料動画サービス
■調査期間:2018年6月29日~7月3日
■調査対象者:13~69歳男女
■調査エリア:全国
■調査方法:インターネットアンケート調査
■集計サンプル数:7,042人
■調査企画:株式会社フィールドワークス/映像メディア総合研究所

【レポート資料】
http://www.eizomedia.jp/

【株式会社フィールドワークス】
https://fieldworks.co.jp/

リリース元

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