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ネクストベース社、資金調達を実施。“スポーツ科学×IT”野球専用データ解析システムを開発

スポーツ系ITベンチャーの株式会社ネクストベース(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中尾 信一)は9月11日(火)、2018年9月7日まで株式会社NTTぷらら・セガサミーホールディングス株式会社・鴻海ベンチャー投資のパートナーファンドである2020・SMBCベンチャーキャピタル株式会社の4社から資金調達を実施したことを発表した。

データをもとに故障防止・能力促進を配慮した指導環境を実現

ネクストベース社はスポーツ分野におけるビッグデータの活用について、スポーツ科学とITを融合した最先端のデータプラットフォーム事業を推進している。

2018年現在は野球界で起こっているデータ革命を正しく迅速に促進するため、独自開発したデータ解析システム「BACS : BaseballAnalytics and Coaching System」を契約チームや選手に提供すると共に、コンサルティングを実施している。

今回の調達資金で、日本のプロ野球界だけでなく、メジャーリーグや韓国・台湾プロ野球へのデータ解析システムの展開やアマチュア向けデータ解析サービスの開発、メディア向けの新しいスポーツ観戦の未来を創っていくということだ。

今後さらに幅広い競技スポーツやヘルスケア分野におけるデータの取得やその活用をおこなう事業のグローバル展開を推進し、「すべてのアスリートにイノベーションを」という企業ビジョンの実現を目指していくとしている。

特に、アマチュアスポーツの指導者や選手向けには、あらゆるデータ取得機器などから弾き出されたデータを分かりやすく、付加価値の高い情報として提供していくということだ。

同社では、これまでのように経験や勘だけに頼るのではなく、選手自らが自分のデータを活用して成長していく環境や故障防止にも配慮した指導環境を実現したいと考えているということだ。

ネクストベースについて

企業名 : 株式会社ネクストベース

設立  : 2014年6月26日

役員  : 代表取締役 中尾 信一 取締役 木下 博之・神事 努

所在地 : 東京都渋谷区渋谷2-10-15 NV1 bldg 8F

事業内容: 各種スポーツ指導に関する事業、コンサルティング事業等

URL   : http://nextbase.co.jp

「BACS」について

「BACS : BaseballAnalytics and Coaching System(呼称: バックス)」

2017年、日米で開催された約3,500試合のトラックマンデータ解析を実現したデータ解析システム。

試合レポートや対戦データ解析、自投球データ解析のメイン機能をはじめ、ブルペンデータとの連動機能や打球データの解析機能、投球の3D軌跡表示、新たな配球の概念であるピッチトンネル自動抽出などの機能を搭載。

また、練習時や遠征時の使用も想定し、各種データはiPadなどのタブレットで確認できるよう最適化されたシステムも有している。

今後も現場での利用しやすさに配慮しながら、最先端の機能の開発・提供を進めていくということだ。

「トラックマン」について

デンマークのトラックマン社が開発した高性能弾道測定器であり、メジャーリーグでは全30球団がホーム球場に導入し、日本プロ野球も2018年現在11球団が導入している。

2014年導入:東北楽天ゴールデンイーグルス

2015年導入:横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ

2016年導入:埼玉西武ライオンズ、北海道日本ハムファイターズ

2017年導入:読売巨人軍

2018年導入:阪神タイガース、中日ドラゴンズ、東京ヤクルトスワローズ、千葉ロッテマリーンズ

野球データ啓発・教育サイト「Baseball Geeks」について

2017年3月より開設した野球データ啓発サイトで、スポーツ科学やデータに基づいた最先端の野球記事を毎週2・3本掲載している。

データ運用や活用の正しい理解と普及を促し、新たなスポーツマーケットと野球の未来を形作ることを目的としており、プロ・MLB関係者も熟読する注目のウェブサイトだ。

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