小川清誠氏 – 50歳で起業し伝統工芸×テクノロジーで新たな価値を生み出す”総務部で世界一ハッカソンに出る男”の挑戦

株式会社Qrethonの代表取締役社長である小川清誠氏は、50歳を過ぎてからスタートアップに挑戦し、伝統工芸とテクノロジーを掛け合わせた新たな価値創造に取り組んでいます。自称”総務部で世界一ハッカソンに出る男”である小川氏は、サラリーマン時代から年間200回以上のハッカソンやアイデアソンに参加し、多様なコミュニティとの接点を通じて広い人脈を築いてきました。

大手インフラ関係会社でシステム機器の営業に20年間従事した後、2年間新事業の部署を経験し、さらに3年間総務部で安全衛生関係の業務に携わった小川氏は、2021年6月に退職後、同年8月に株式会社Qrethonを設立しました[1]。同社は「自分ができること、自分が求められること、自分が好きなこと」が仕事にできる場を作ることを目指しています[2]。

株式会社Qrethonでは、伝統工芸の職人の働き方を変革し、新しい職人のあり方を考えることに取り組んでいます。小川氏は「時間とお金に余裕を持たせ、新しい創作活動へとつなげたい」と語ります[2]。2022年には、伝統職人のVR体験会や、DXシンポジウムで「日本伝統と最新の技術を掛け合わせ、次世代に紡ぐ伝統工芸」について登壇するなど、伝統工芸の革新に向けた活動を精力的に行っています[3]。

また、小川氏は食とITの融合や、アニメ・漫画・アイドルといったコンテンツ分野とITの掛け合わせにも意欲を見せています。「クールジャパンでコンテンツ制作を失敗している日本を変えられるのは私しかいない」と語る小川氏の野心は、多岐にわたる領域での革新を目指すものです[2]。

50歳を過ぎてからのスタートアップという挑戦を通じて、小川清誠氏は伝統工芸をはじめとする様々な分野に革新をもたらそうとしています。ミドルシニアの新しい働き方としても注目される同氏の取り組みは、日本の産業に新風を吹き込むものとして期待されています。

[1] 株式会社Qrethon 企業情報 https://qrethon.com/company/

[2] 小川清誠氏 LinkedIn https://www.linkedin.com/in/kiyoseiogawa/

[3] 小川清誠氏 実績 https://www.linkedin.com/in/kiyoseiogawa/details/experience/