医薬品・医療機器業界に特化した専門家プラットフォーム「xCARE」が1.3億円の資金調達を実施 ~創薬・医療機器ベンチャーと専門人材のマッチングでイノベーション加速を目指す~

医薬品・医療機器業界の開発・事業化フェーズに特化した専門家プラットフォームサービスを展開する株式会社xCARE(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:福永 将、以下xCARE)は、このたび総額1.3億円の資金調達を実施いたしました。引受先は、ベンチャーキャピタルのANRI(アンリ)、個人投資家の菅原洋平氏(Genics代表取締役CEO)等となります。

xCAREは、「必要な時に」「必要なだけ」「高い専門性を持つ方」に医薬品や医療機器の開発のサポートを依頼したいという事業会社のニーズを叶えるプラットフォームを提供しています。立ち上げから2年で60社を超える国内外のメディカル企業をご支援。そして200名を超える登録エキスパートが所属するプラットフォームに成長しております。

現在、多くのバイオベンチャー企業は、研究開発計画設計・薬事戦略設計を行う優れた専門家を必要としていますが、「そもそもどのような要件で探せばよいかわからない」「CRO・薬事コンサルなどの外部に頼るか採用するかで悩む」「専門家への伝手がなく、どのように探せばいいかわからない」「潤沢ではない資金で業務内容が限られた人を雇うことが難しい」といった問題を抱えています。一方、専門人材としても「自分で事業をするにはリスクを感じる」「創業間もないベンチャーに関わることに漠然とした不安を感じる」などのペインポイントがあり、そのギャップが適切な人材マッチングを阻んでいました。

xCAREは、企業にとっては自社のニーズに合わせて適切な人材像を描き、プロジェクトマネジメントをしながら適切な人材を適切な期間送り込んでくれるパートナーであり、専門人材にとっては魅力的で自分の能力を気持ちよく発揮できる企業を結びつけてくれるパートナーとしての役割を担います。医薬品・医療機器業界に関わる企業と個人の両方を幸せにすることができる人材ビジネスを行っていくことで、究極的には「医薬品・医療機器開発を行うのであればまずxCAREを頼ってみよう」という世界の実現を目指します。

昨今の製薬大手の早期退職の増加等により、優秀な人材が流動的になりつつあるタイミングを捉え、xCAREはこれらの人材をスタートアップにつなぐ動きを加速させていきたいと考えています。スタートアップサイドとしても、高給取りの専門人材を時間をかけて一人採用するより、適性に合わせて専門人材を分割活用できるxCAREのサービスを利用することで、経済合理性が高まることが期待されます。

xCAREは今回の資金調達により、自社の人材プールの拡大とプラットフォーム機能の強化を行うことで、より多くの医薬品・医療機器開発ベンチャーに貢献できる体制を整備していきます。また、長期的にはサービスの海外展開も視野に入れ、ライフサイエンス×HRのグローバルインフラになることを目指します。

パートナーのANRIは、「未来を創ろう、圧倒的な未来を」というビジョンのもと、インターネット領域をはじめ、ディープテックやライフサイエンスなど幅広いテクノロジー領域の大学発スタートアップにシード期から投資を行っています。今回のxCAREへの投資により、ライフサイエンス領域におけるイノベーションのさらなる加速を後押ししていきたいとコメントしています。

専門人材の適切な配置により、数か月~年単位の時間短縮や億円単位の開発コスト削減が見込めると期待されるxCARE。適切な専門家が適切なタイミングで適切なロードマップを描くことで、医薬品・医療機器開発におけるイノベーションスピードの向上に大きく貢献することが期待されます。今後もxCAREの動向にご注目ください。


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