「過小評価された異端児の孤独な熱狂」に1番最初に応援する、インキュベイトファンド田中洸輝氏の情熱

 日本の産業創造に欠かせない存在であるベンチャーキャピタル業界。その中でも、スタートアップの可能性に早くから目をつけ、熱心にサポートを続けるインキュベイトファンド。今回CHALLENGER編集部では、同ファンドでアソシエイトを務める田中洸輝氏に注目しました。

 田中氏は、東京海上日動火災保険株式会社での経営支援業務を経て、Accenture株式会社でのコンサルティング業務を担当。2022年にインキュベイトファンドに参画し、新規投資先の発掘やバリューアップに尽力しています。

 編集部が特に着目したのは、田中氏のツイートです。

僕自身、大学から、関東学生1部のトップリーグに所属していたアメフト部でアメフトを始めました。
きっかけは、入部前にアメフトの楕円球を始めて投げた時、キャッチボールした先輩が言ってくれた
「初めてなのに投げるのめっちゃ上手いな。才能あるよ」という僅かな賞賛

起業家の方にとって、田中の一言が、大きな挑戦をする背中の後押し(の一助)になれば良いなと思い、日々起業家の方と向き合ってます。
同時に、時に言葉はナイフにもなり得ると肝に銘じながら会話させていただいてます。
(田中洸輝氏 Twitterより引用)

 まず、プロフィールにある「過小評価された異端児の孤独な熱狂」に1番最初に応援するという強い決意が印象的です。革新的なアイデアやサービスを生み出す起業家たちは、最初のうちは周囲から理解されないことが多いものです。そんな状況でも諦めずに突き進む彼らを、田中氏は「異端児」と表現し、応援する姿勢を鮮明にしています。

 田中氏自身、大学時代にアメリカンフットボールの難易度の高いポジションに挑戦した経験があります。きっかけは先輩からの「僅かな賞賛」だったそうです。その言葉があったからこそ、田中氏はチャレンジする勇気を得たのでしょう。VCとして、今度は自分が起業家たちに賞賛と応援の言葉をかけることで、彼らの背中を押したいと考えているようです。

 編集部としては、田中氏の姿勢に共感せずにはいられません。リスクを恐れず、誰も成し遂げていないことに挑戦するスタートアップを、言葉の力で応援する。それは、ときに厳しさも含めた、真摯な向き合い方なのだと思います。

 日本を元気にする新たなイノベーションを生み出すために、スタートアップと伴走するインキュベイトファンド。その中で田中氏が果たす役割は、今後ますます大きくなっていくことでしょう。挑戦者たちの孤独な熱狂に寄り添い続ける田中氏の姿勢を、編集部は心から応援しています。日本の未来を切り拓くべく活躍する同氏のさらなる飛躍に期待が高まります。

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