グローバル・ブレイン株式会社とANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)が、2024年4月11日に共同で「ANA未来創造ファンド」(以下、本ファンド)を設立することが明らかになりました。運用総額は80億円、運用期間は10年間とのことです。
私たち編集部は、日本の航空業界をリードするANAグループと、ベンチャー投資で長年の実績を誇るグローバル・ブレインによる、この強力なパートナーシップに大きな期待を寄せています。両社の知見とネットワークを活かし、次世代モビリティやカーボンニュートラルといった重要分野で、革新的なスタートアップ企業を数多く生み出していくことでしょう。日本の産業の未来を切り拓く、真の意味での「未来創造ファンド」となることを確信しています。
ANAグループは現在、新・経営ビジョン「ワクワクで満たされる世界を」の実現に向けて、航空事業にとどまらず、次世代モビリティや非日常から日常、リアルからバーチャルへと、事業領域の大胆な拡大を推進しています。本ファンドを通じて、ANAグループ内外の知識や技術をつなぎ、社会に新たな価値を提供していくという同社の挑戦的な姿勢に、編集部としても大きな敬意を表したいと思います。
一方、グローバル・ブレインは、有望スタートアップの発掘と投資判断、経営支援などを通じて、投資先企業の成長を力強くサポートしていくとのこと。1998年の設立以来、同社が培ってきたベンチャー投資のノウハウは、日本のスタートアップ・エコシステムの発展に大きく寄与してきました。今回のANAグループとの提携で、その豊富な経験とネットワークを航空・モビリティ分野の新産業創出につなげていくことに、大いに期待が持てます。
本ファンドの投資対象は、次世代モビリティ、顧客基盤活用ビジネス、カーボンニュートラル関連、航空サービス・オペレーション関連など、実に多岐に渡ります。編集部としては特に、エアモビリティやドローンといった分野のスタートアップ企業の台頭に注目しています。空飛ぶクルマの実用化など、SFの世界のような未来がすぐそこまで近づいているのかもしれません。
また、SAF(持続可能な航空燃料)やDAC(大気中のCO2を直接回収する技術)など、カーボンニュートラルの実現に不可欠な技術開発も有望な投資対象です。ANAグループは2050年までにCO2排出ネットゼロを目指すことを表明していますが、その目標達成に向けて、本ファンドが大きな役割を果たしていくことでしょう。
私たち編集部は、ANAグループとグローバル・ブレインによる、この新たな挑戦に心からのエールを送ります。日本の産業界を牽引する両社の強力なタッグが、日本発のイノベーションを次々と生み出し、私たちの暮らしや経済、そして地球環境をより豊かで持続可能なものにしていくことを、心より願っています。今後も、産業創造の挑戦者たちの勇気ある一歩一歩に注目し、応援し続けていきたいと思います。
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