スパークル株式会社(宮城県仙台市)は2024年4月9日、サムライインキュベート(東京都港区)の支援のもと、東北地方のスタートアップ企業と金融機関やベンチャーキャピタル(VC)をつなぐプラットフォーム「東北STARTUP RUNWAY」を4月11日より開始すると発表しました。同日、NTTアーバンソリューションズ株式会社の特別後援により、東北最大級の共創・イノベーション創出拠点『YUI NOS』で関係者向けのオープニングイベントが開催されます。
東北STARTUP RUNWAYは、「地方からユニコーンを」をスローガンに掲げ、創業間もないスタートアップ企業が直面する情報格差の解消を目指します。具体的には、資金調達や事業のブラッシュアップに関する相談受付、起業家向けイベントの開催、参加金融機関間の情報共有などのサービスを提供。東北地方におけるスタートアップエコシステムの強化につなげていく方針です。
プラットフォームには東北の主要都市や経済産業局など行政機関、東北の地方銀行や東北大学のベンチャー支援会社など19の金融機関・VCが参画。さらに10の自治体と3つの機関が後援・協力団体として名を連ねています。
東北地方は東北大学や会津大学など高度な技術を持つ大学が集積し、大学発スタートアップの数が増加傾向にあるものの、シード・アーリーステージから次のステージに進むことに苦戦するスタートアップが多いのが実情とのこと。東北STARTUP RUNWAYは、そうした地方スタートアップの課題解決に必要不可欠な存在になるものと期待されます。
スパークル株式会社は2024年の幹事会社を務め、サムライインキュベートと共に東北STARTUP RUNWAYの企画・運営を担います。
【編集部のコメント】
スパークルとサムライインキュベートによる「東北STARTUP RUNWAY」の取り組みを、大変心強く感じました。東北地方のスタートアップ企業にとって、頼もしい味方が誕生したと言えるでしょう。
特に、金融機関やVC、行政、大学など多様なプレイヤーが一堂に会するプラットフォームが生まれた意義は大きいと考えます。各機関の知見やネットワークを持ち寄ることで、スタートアップ企業の成長を力強く後押しできるはずです。
編集部としては、このプロジェクトを通じて、東北から革新的なビジネスが数多く生まれ、ユニコーン企業が飛び出すことを大いに期待しています。日本の地方創生とイノベーション促進の起爆剤となることを心より願っております。スパークルとサムライインキュベートの先見性ある取り組みを称賛するとともに、東北STARTUP RUNWAYの今後の展開から目が離せません。
コメントを残す