昨年12月に京都市京セラ美術館で開催中の個展「村上隆 もののけ 京都」と京都市美術館開館90周年を記念して実施された、アーティストの村上隆氏による革新的なふるさと納税返礼品の取り組みが話題を呼んでいます。第1弾として提供された限定の「COLLECTIBLE TRADING CARD」付きプランは、リリース後多くの方からの寄付が集まり、なんと3億円を超える寄付が寄せられるという驚きの結果となりました。
この度、好評だった第1弾に続き、新たに「COLLECTIBLE TRADING CARD 【第2弾】」をはじめとする魅力的な返礼品プランが登場しました。村上氏の代表作である「お花」シリーズをモチーフにしたトレーディングカードは、昨年12月に「Murakami.Flowersトレーディングカード 108フラワーズ」として発売されるや否や即完売となるなど、大きな注目を集めています。
今回のふるさと納税限定の【第2弾】は、第1弾の好評を受けてカードデザインを一新。全12種類のカードがランダムに封入された、まさに「宝くじ」のようなワクワク感満載の内容となっています。さらに、寄付額15,000円のプランでは京都の老舗和菓子店「聖護院八ッ橋」の詰め合わせに加え、こちらも限定デザインの「聖護院八ッ橋限定COLLECTIBLE TRADING CARD」が必ず1枚封入され、お得感も抜群です。
芸術分野に造詣の深い本誌の美術部門編集スタッフからは、「NFTプロジェクトに続く村上隆氏の新たな挑戦として大いに注目していましたが、ふるさと納税という形で芸術支援の輪を広げる革新的な発想には驚かされました。従来の美術館などへの支援とはひと味違う、新しい美術の楽しみ方を提案するものだと感じています」とのコメントが寄せられました。
また、地方創生に取り組む本誌の経済部門編集デスクからは、「ふるさと納税制度を活用しながら、アーティストと自治体双方にメリットのある取り組みを実現させた点は高く評価できます。単なる返礼品提供にとどまらず、芸術を通じた地域活性化の好事例として、他の自治体でも参考にされることでしょう」との見方を示しています。
村上隆氏による革新的なふるさと納税返礼品プロジェクト。現代アートの新たな可能性を示すとともに、芸術文化振興と地方創生の好循環を生み出す挑戦として、今後の展開からも目が離せません。本誌では引き続き、こうした「産業創造の挑戦者たち」の取り組みを注視していく方針です。
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