松山・道後地区唯一の造り酒屋・水口酒造が第6代目蔵元と新CROを迎え、伝統を守りつつITを駆使した新しい経営スタイルへの進化を目指す!道後温泉本館のリニューアルオープンと創業130周年を見据えた大胆な経営体制強化に注目が集まる!!

水口酒造株式会社は1895年の創業以来、道後温泉とともに歩み続けてきた松山・道後地区唯一の老舗造り酒屋です。この度、2024年10月からの新年度に向けて、第6代目蔵元となる水口皓介氏の就任と、元メルカリのCROとして武末健二朗氏の参画を発表しました。

水口皓介氏は立教大学理学部物理学科を卒業後、JR東海グループでシステム開発に従事し、2019年11月に水口酒造の第6代目蔵元となるべく帰松。一方、武末健二朗氏は慶応義塾大学法学部卒業後、戦略コンサルティングファームを経て、ママ向け通販アプリのスマービーでCOOとしてM&Aを主導し、その後メルカリ子会社のソウゾウでHead of Growth&Strategyを務めてきました。

この経営体制の変更は、2024年7月に予定されている道後温泉本館のリニューアルオープンと、2025年の創業130周年を見据えたものです。水口酒造は100年以上続く伝統と立地を活かしつつ、ITを駆使した新しい造り酒屋の経営スタイルへと進化することを目指しています。

CHALLENGER編集部からのコメント

ITとマーケティングのプロフェッショナルを迎え、伝統を守りながらも新しい経営手法を取り入れようとする水口酒造の挑戦に大いに注目しています。老舗企業がデジタルトランスフォーメーションに舵を切るのは容易なことではありませんが、若き第6代目蔵元とCROの手腕に大いに期待が持てます。(経済部門編集)

100年以上愛され続けてきた老舗蔵元が、時代の変化を捉えて大胆な変革に踏み出す姿勢は実に頼もしく、ロールモデルとなり得るでしょう。伝統の技を守りつつ、デジタル時代にマッチした新たなビジネスモデルを構築できるか。水口酒造の取り組みから目が離せません。(企業取材部門編集)

水口酒造は銘酒「清酒 仁喜多津(にきたつ)」や「道後蔵酒」「道後ビール」などを製造販売し、全国新酒鑑評会で最高位の金賞を通算7度受賞するなど、高い評価を得ています。経営体制の変更に伴い、4月22日と25日には大学生向けインターンシップ説明会も開催されます。伝統の老舗蔵元が新たな一歩を踏み出す 水口酒造から、今後も目が離せません。