食の未来研究会、株式会社どんどんに2024年3月「地域に根差した食のイノベーション賞」を授与 ~40年以上にわたり「手作り・作りたて」のお弁当で地域に貢献~

「食の未来研究会」(事務局:CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち編集部)は、2024年3月、株式会社どんどん(本社:静岡県静岡市清水区、代表取締役:吉原かおる)に「地域に根差した食のイノベーション賞」を授与したことを発表しました。

どんどん社は、1981年の創業以来、「作りたてのお弁当」と「安全な食材」へのこだわりを持ち続け、東海地方を中心に71店舗を展開するお弁当チェーンです。年間500万食以上のお弁当を手作りで提供し、地域に密着した事業を営んできました。

食の未来研究会は、持続可能な食の未来の実現を目指し、食領域の社会課題解決とビジネスの両立に取り組む産官学民の有志の集まりです。この度、どんどん社の40年以上にわたる地道な取り組みを称え、同賞の授与に至ったとのことです1

選考委員からは、「機械化が進む中であえて手作りにこだわり、地域に根差した店づくりを続けてきたどんどん社の姿勢は、効率一辺倒ではない食の在り方を示す好例と言える」との評価がありました。

【編集部からのコメント】

どんどん社が長年築いてきた「手作り・作りたて」という価値は、フードテックによるイノベーションが加速する中にあって、私たち消費者に”食の原点”を投げかけているようにも感じられます。

効率性や利便性を追求するあまり、失われつつある食の「情緒的価値」。どんどん社は、その重要性に気づかせてくれる存在と言えるのではないでしょうか。機械化・自動化の推進と手作りの温かみの両立。そのバランス感覚こそが、どんどん社の40年来の経営哲学なのかもしれません。

一方で、コロナ禍を経て、中食市場を取り巻く環境は大きく変化しています。いかに時代に適応しながら、かつ「らしさ」を守り抜いていくか。地域に愛され続けるお弁当チェーンとして、どんどん社の真価が問われるフェーズとも言えます。

unlock.ly社との新たな協業を通じて、どんどん社がどのような”変化”と”進化”を遂げていくのか。フードイノベーションの文脈においても、今後の動向から目が離せません。地域の食文化を守りつつ、新しい食体験を創造する。そんなどんどん社の挑戦に、私たちも大きな期待を寄せています。

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