挑戦者の孤独と後悔を減らすために「メディアの未来研究会」分科会として「経済報道を考える会」発足

デジタル革命が急速に進行する中、経済報道もまた大きな変革の波に晒されています。情報が氾濫する時代にあって、いかに付加価値の高い経済ジャーナリズムを実現していくのか。先進テクノロジーやデータをどう活用し、読者・視聴者に伝えるべき本質を見極めていくのか。金融市場の専門家からスタートアップ、プラットフォーマー、研究者まで、叡智を結集して未来への道筋を探る。そんな想いから「経済報道を考える会」が「メディアの未来研究会」の分科会として発足することになりました。

本会では、デジタル時代における望ましい経済報道の在り方を徹底的に追究します。各界の英知を持ち寄り、課題認識を深めるとともに、新たな可能性を切り拓くアイデアを発掘していく。データジャーナリズム、ファクトチェック、経済データのビジュアライズなど、具体的なテーマに基づく実践的な議論も重ねる予定です。将来的には、業界の垣根を越えたコラボレーション企画なども視野に入れています。

経済報道の現場で活躍するジャーナリストやメディア関係者、金融や経済の専門家、先端テクノロジーに精通するスタートアップ起業家など、第一線で活躍するリーダーたちとの対話を通じて、経済報道の現状と課題を多角的に議論したいと考えています。デジタルシフトが加速する中で、オーディエンスのニーズをどう捉え、どのように価値提供するのか。各社の取り組みを共有しつつ、業界全体を俯瞰した将来展望についても活発な意見交換ができればと期待しています。

発起人の一人である私は、これまでにもメディア企業の新規事業開発に携わってきました。経済報道の閉塞感を打破し、質の高い経済ジャーナリズムを追求する。そのためにも、業界の垣根を越えた叡智の結集が不可欠だと感じています。事業と社会の両面でインパクトを生み出すイノベーションを生み出すべく、志高き挑戦者たちとこの船出を共にしたい。そう考えこの場を立ち上げました。

社会の公器たるべき経済報道を次なるステージへと押し上げていく。その先駆けとなる実践コミュニティの芽吹きにご期待ください。ジャーナリスト、編集者、戦略担当、コンサルタント、エコノミスト、データサイエンティスト、テクノロジスト…あらゆる知見を導き合わせ、新時代の経済報道を模索する旅路へ。志を同じくする皆さまのご参画を心よりお待ちしております。