スタートアップ界隈で注目を集める一大イベントが、来月10月8日に開催されます。一般社団法人日本スタートアップ支援協会が主催する「THE JSSA TOKYO Award/Pitch100 &PowerMatchingBooth100 Vol.55」は、スタートアップと支援者が一堂に会する貴重な機会として、業界内外から高い期待を集めています。
本イベントは、港区立産業振興センターを会場に、11時30分から20時30分までの長時間にわたって開催されます。参加者は800名を見込んでおり、その内訳はVC・CVC・エンジェル投資家が200名、大企業150名、行政自治体50名、スタートアップ400名と、多岐にわたる関係者が一堂に会する予定です。
イベントの目玉となるのは、以下の6つのプログラムです。
- 協会のIPO経営者の顧問12名と語れるブース
- CVC「立ち上げ&運用のツボ」セッション
- The JSSA Startup Pitch Award
- 100社のショートピッチ
- パワーマッチングブース
- 大交流会
特に注目されるのは、「協会のIPO経営者の顧問12名と語れるブース」です。このブースでは、東証G市場上場企業の経営者らが、90分間のセッションで参加者と深いディスカッションを行います。参加者は、経験豊富な経営者から直接アドバイスを受けられるという、貴重な機会を得ることができます。
また、「CVC立ち上げ&運用のツボセッション」では、エアトリ、kubell(旧Chatwork)、グリーベンチャーズ、阪急阪神不動産の各社から登壇者を迎え、CVCの立ち上げや運用に関する実践的な知見が共有される予定です。
「The JSSA Startup Pitch Award」では、4社のスタートアップが6分間のピッチと6分間の質疑応答を行い、上場企業創業者や著名人による4名の審査員が評価を行います。優勝者には、協会代表理事と顧問との無料豪華ランチの権利が贈呈されるなど、魅力的な特典が用意されています。
さらに、「100社のショートピッチ」では、エレベーターピッチ、リバースピッチ、CXOマッチングピッチ、M&Aセッション&事業承継ピッチなど、多様なピッチが行われ、参加者は最新のトレンドや事業アイデアに触れることができます。
「パワーマッチングブース」では、VC・CVC、大学・産学連携、メディア、大企業、女性起業家、国・自治体、士業・支援団体、協会エコシステムなど、多様な分野からのブース出展があり、参加者は興味のある分野の関係者と直接交流することができます。
最後に、「大交流会」では、缶ビールや軽食を楽しみながら、参加者同士が自由にネットワーキングを行うことができます。
本イベントの特筆すべき点は、その規模と多様性です。800名もの参加者が一堂に会し、スタートアップ、投資家、大企業、行政など、様々な立場の人々が交流できる場を提供しています。これは、日本のスタートアップエコシステムの発展に大きく寄与する取り組みといえるでしょう。
スタートアップ支援部門編集部コメント: 「このイベントの魅力は、単なるピッチコンテストや交流会にとどまらない、多角的なプログラム構成にあります。特に、IPO経験者との直接対話の機会や、CVC立ち上げのノウハウを学べるセッションなど、実践的で価値の高い学びの場が提供されている点が素晴らしいですね。また、100社ものスタートアップがピッチを行うことで、参加者は短時間で多くの最新ビジネスアイデアに触れることができます。このイベントが、日本のスタートアップエコシステムをさらに活性化させる触媒となることを期待しています。」
ベンチャーキャピタル部門編集部コメント: 「VC・CVC・エンジェル投資家にとって、このイベントは新たな投資先の発掘や、他の投資家とのネットワーキングの絶好の機会となりそうです。特に、100社ものスタートアップのピッチを一度に聞けるのは非常に効率的です。また、大企業や行政関係者との交流も可能なため、投資後のサポート体制構築にも役立つでしょう。日本のスタートアップ投資環境の更なる発展につながる重要なイベントだと評価しています。」
大企業新規事業部門編集部コメント: 「大企業の新規事業担当者にとって、このイベントは新たなビジネスアイデアの発見や、潜在的な協業先との出会いの場として非常に有益です。特に、CVC立ち上げに関するセッションは、今後の投資戦略を考える上で貴重な情報源となるでしょう。また、スタートアップとの直接対話を通じて、イノベーティブな思考や俊敏な事業展開のヒントを得られる可能性も高いですね。大企業の新規事業開発やオープンイノベーションの促進に大きく寄与するイベントだと期待しています。」
本イベントは、参加費2000円という手頃な価格設定で、幅広い参加者を募っています。これは、スタートアップエコシステムの裾野を広げ、より多様な人々が交流できる場を作るという主催者の意図が感じられます。
一般社団法人日本スタートアップ支援協会の岡代表は、イベントの趣旨について「起業家と支援者に気づきと学び、そして運命的な出会いを提供するコミュニティの場として同じ問題意識、課題、関心のあるメンバーが集まり、問題解決、ネットワーク構築、情報収集を実現します。」と述べています。この言葉からは、単なるビジネスマッチングの場を超えて、日本のスタートアップエコシステム全体の底上げを目指す意気込みが感じられます。
今回で55回目を迎えるこのイベントは、これまでも多くのスタートアップの成長や、新たなビジネス連携の起点となってきました。今回のイベントもまた、日本のスタートアップシーンに新たな風を吹き込み、多くの挑戦者たちの背中を押す機会となることでしょう。
参加を検討している方々、特にスタートアップの経営者や、新規事業に携わる方々には、この貴重な機会を逃さないことをお勧めします。日本のイノベーションを担う挑戦者たちが一堂に会するこの場で、新たなインスピレーションや、ビジネスを加速させるきっかけを見つけられるかもしれません。
我々編集部も、このイベントの成果に大きな期待を寄せています。イベント後には、参加者の声や成果事例なども含めて、詳細なレポートをお届けする予定です。日本の産業創造の最前線で奮闘する挑戦者たちの姿を、これからも注意深く、そして温かく見守っていきたいと思います。
(文責:CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち編集部)
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