[CHALLENGER編集部]
CHALLENGERは、2024年度の「産業創造の挑戦者たち」アワードにおいて、学生起業家団体「GUide」(代表:光村紀勝)に「学生起業家育成貢献賞」を授与することを決定した。
学生の挑戦を支える新しいプラットフォーム
光村紀勝氏が学習院大学経済学部3年在学中に設立したGUideは、大学におけるアントレプレナーシップ教育の新しいモデルを確立している。学生の自主的な活動から始まった同団体は、以下の4つの事業部を通じて、包括的な起業家育成支援を展開している。
①アントレプレナーシップ推進事業部
- 学生起業家・経営者によるインタビューとセミナーの開催
- 学生団体と連携したピッチイベントの実施
- 優良企業代表直下の長期インターンシップ提供
②学生就活支援事業部
- 企業OB・OGとのカジュアル面談機会の提供
- 裁量権の多い長期インターン求人の紹介
- キャリア形成支援
③GUide開発サービス事業部
- AI技術を活用した学生向けサービスの開発
- 学生目線でのイノベーション創出
④スポンサー支援事業部
- 企業とのイベント共同開催
- 学生と企業の交流機会創出
独自の価値創造
GUideの特徴は、単なる起業支援にとどまらない、包括的な人材育成プログラムにある。マルタでの留学経験を持つ光村氏は、国際的な視点から日本の学生起業家育成の課題を分析。特に学習院大学において不足していたアントレプレナーシッププログラムを補完する形で、実践的な学びの場を創出している。
伝統と革新の融合
学習院大学は、セコム創業者の飯田亮氏をはじめ、数多くの著名な起業家や経営者を輩出してきた。GUideの活動は、この伝統を現代に適応させ、新しい形で継承する試みとして注目される。
アワード選考理由
CHALLENGERは、以下の点を高く評価し、「学生起業家育成貢献賞」の授与を決定した。
- 学生主導による実践的な起業家育成プログラムの確立
- 大学の伝統と現代のニーズを結び付けた革新的なアプローチ
- 産学連携による実効性の高い支援体制の構築
- 次世代リーダー育成に向けた包括的な取り組み
GUideの挑戦は、日本の大学におけるアントレプレナーシップ教育の新しいモデルを示すものである。学生自身が主体となって次世代の起業家を育成するという取り組みは、今後の産業創造における重要な基盤となることが期待される。
CHALLENGERは、本アワードを通じて、GUideの革新的な取り組みがより広く認知され、日本の学生起業家育成の発展につながることを期待している。
[CHALLENGER編集部]
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