2025年3月7日 | CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち(編集長:浜崎正己)
慶應義塾大学商学部准教授であり、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の代表取締役社長を務める岩尾俊兵氏は、ビジネスモデル・事業創造・イノベーション研究の第一人者として日本企業の未来を切り拓こうとするチャレンジャーです。東京大学経済学研究科マネジメント専攻の博士課程を修了し、東京大学史上初の博士(経営学)となった岩尾氏は、「改善活動」という日本企業の強みを理論的に解明しながら、企業再生と価値創造という現代の経営課題に正面から取り組んでいます。
私、メディアインキュベート創業者の浜崎正己は、2024年12月に岩尾氏が創業した株式会社理論経営に株式を譲渡し、2025年2月初めには事業譲渡も完了しました。現在は「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」編集長として、また当社のブランド共創部担当部長として岩尾氏のビジョンに共感し活動しています。本記事では、私の視点から見た岩尾氏の研究と実践について紹介します。
※本記事は、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社が運営する「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」による当社代表取締役社長岩尾俊兵氏の広告・PR記事です。メディア編集長の浜崎正己が執筆しています。
「改善」から「価値創造」へ:理論と実践を融合させる岩尾流アプローチ
岩尾氏の研究の中核にあるのは、日本企業の「改善活動」がイノベーションにどのように結びつくかという問いです。2019年に有斐閣から出版された著書『イノベーションを生む”改善”:自動車工場の改善活動と全社の組織設計』では、自動車工場における改善活動と組織設計の関係性を詳細に分析し、組織学会高宮賞著書部門を受賞。さらに2021年には、『日本”式”経営の逆襲』(日本経済新聞出版)を通じて、日本型経営の価値を再評価し、現代におけるその可能性を探求されています。
2023年には『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』(光文社新書)として増補改訂版も出版され、2024年1月には『世界は経営でできている』(講談社現代新書)が発表されています。この本では、経営学の視点から世界を読み解く新たな切り口を提示し、多くの読者から高い評価を得ています。そして2025年3月10日には最新刊『経営教育 人生を変える経営学の道具立て』(角川新書)の発売が予定されており、「みんな苦しい」社会から脱却し、価値を創造するための「三種の神器」が提案されます。
私が特に注目しているのは、岩尾氏が開発した「ビジネスモデル囲碁」という独自の手法です。これはビジネスモデル・イノベーションを促進する画期的な方法論で、囲碁のような白黒の丸を使って新規事業領域を探し出し、潜在顧客が未定義な状態からビジネスモデルを創造するためのものです。この手法は『組織科学』でも論文として発表されるなど学術的にも高い評価を得ています。
理論経営による社会実装と私のチャレンジ
岩尾氏は高度な理論研究と実務への応用を強力に結びつけています。2022年に出版された『13歳からの経営の教科書』(KADOKAWA)は、複雑な経営理論を若い読者にもわかりやすく解説し、私がずっと言ってきたこどもの未来にも繋がると感じました。
2024年、岩尾氏はTHE WHY HOW DO COMPANY株式会社(証券コード:3823、東証スタンダード市場)の再建業務に取り組み、わずか3か月で黒字化を実現。同年11月には代表取締役社長に就任しました。当社では「価値創造ソリューション」を展開し、「企業再成プラットフォーム」という新たなビジネスモデルを構築しています。
特に私が共感しているのが「価値無限思考」です。これは「限られた価値を奪い合う」という発想から脱却し、人と人の協力によって価値は無限に創造できると考える思想です。この考え方によれば、自分だけの利益を追求するのではなく、他者と共に成長する道を探ることで、より大きな価値が生まれます。「他者と自分を同時に幸せにする」価値創造を通じて無限に幸せを生み出せるという思想に強く共感し、私は自身のメディアインキュベートの株式を岩尾氏が創業した「経営学を社会実装する非営利志向企業」である株式会社理論経営に譲渡することを決断しました。そして、本メディアを1円で譲渡すると共に、ワイハウに参画しています。
私は2016年3月30日に「生まれて1万日目」に起業したメディアインキュベートを通じて9年間、60社超のメディア支援実績を積み上げてきました。新卒で建設機械の営業に従事した後は一貫してメディアの仕事に携わり、起業を重ねる中でメディアの知見を活用したインキュベーション事業に取り組んできました。
現在はTHE WHY HOW DO COMPANY株式会社とメディアインキュベートの共同運営による「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」というメディアを通じて、「少しでも多くの挑戦と応援が生まれるために」をモットーに活動しています。また、「価値無限思考」を実践する場として「チームチャレンジャー」というコミュニティも立ち上げ、現在600名を超える参加者を擁し、キャリアや新規事業、組織改革に関する相談が日々交わされています。
「イノベーションとジャーナリズムの新しい関係を探る」ための取り組みとして「スタートアップ・イノベーション・ジャーナリスト協会(SIJA)」の設立準備や「未来プロジェクト」、「千葉/CHIBAコンバレー構想」など、地域創生やイノベーション・ジャーナリズムの新しい関係構築にも取り組んできた経験を、岩尾氏の「価値創造」理論と融合させられることに大きな可能性を感じています。
岩尾氏の挑戦と経歴
岩尾俊兵氏のキャリアを語る上で欠かせないのが、その特異な経歴です。平成元年に佐賀県有田町で生まれた岩尾氏は、父親の事業失敗の影響を受け、中学卒業と同時に単身上京し陸上自衛隊に入隊。高卒認定試験(旧・大検)を経て慶應義塾大学商学部に進学されました。大学在学中には医療用ITおよび経営学習ボードゲーム分野で起業経験も持ち、アカデミックキャリアと実業の両方を追求してこられました。
こうした経験が、岩尾氏の理論と実践を融合させる独自の視点を育んだのでしょう。東京大学大学院では経営学博士という新たな学問領域を切り拓き、大学教員としての実績を積みながらも、企業経営の現場へ飛び込む決断をした岩尾氏の挑戦は、今も続いています。
【CHALLENGER産業創造編集部コメント】
当社代表である岩尾俊兵氏のビジネスモデル・事業創造・イノベーション研究は、理論と実践を高いレベルで融合させた挑戦的なものです。編集長として私が特に注目しているのは、しばしば時代遅れと評価されがちな日本的経営の強みを理論的に再構築し、現代のビジネス環境における新たな競争優位の源泉として位置づけようとする姿勢です。
「改善」という日本企業の伝統的な強みをイノベーションの源泉として捉え直す研究から始まり、今では「ビジネスモデル囲碁」や「価値創造の三種の神器」という具体的な方法論を提示し、実際の企業再建で成果を上げている点は特筆に値します。私自身、メディア実務の専門家として、これらの理論と実践の融合に参画できることに大きな可能性を感じています。
3月10日に発売される新著『経営教育 人生を変える経営学の道具立て』で提案される「価値創造の三種の神器」とは何か、また「みんな苦しい」社会をどのように変革しようとしているのか。理論と実践を両立させながら、新たな価値創造に挑む岩尾氏の今後の展開に、メディア編集者として注目し続けていきたいと思います。
※本記事は、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社と株式会社メディアインキュベートが共同運営する「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」による当社代表取締役社長岩尾俊兵氏の広告・PR記事であり、メディア編集長の浜崎正己が執筆しています。

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