「サービス業は肉体労働ではなく、非常にクリエイティブな仕事」――スティルアンという会社で働く人たちのこと

私たちTHE WHY HOW DO COMPANYのグループに、2025年9月、株式会社スティルアンが加わってくださいました。

静岡県浜松市で、ブライダル事業とレストラン事業を展開されている会社です。なぜ私たちがスティルアンを心から尊敬しているのか。それは、この会社で働く皆さんの言葉を読めば、きっと伝わると思います。


「サービス業は知的労働であり、非常にクリエイティブな仕事」

スティルアン取締役でサービス部門責任者の大石奉樹さんは、こう語っています。

「サービス業=肉体労働、立ち仕事で労働時間が長くて給料が安い。世間ではそのような印象が強いかもしれませんが、『非日常』を愉しんでいただくことを大切に考える弊社での業務は肉体労働というより知的労働の部分が多く、非常にクリエイティブな仕事であると考えています」

「特にサービスという職種は、端的に言えば『料理やドリンクをお客様に運ぶこと』が仕事ですが、ただ料理を運ぶだけではなく『どんな思いでその料理が作られたのか』『どんな意図でその食材を選んだのか』ということをお客様にお伝えすること、また『お客様がどういった理由でお食事に来られたか』を推察しながら最適な会話や提案をすることで、満足度は格段に跳ね上がります」

「AIやロボットにはできない、私たちが『人』として介在する意義を社会に広め、サービス業の価値向上と豊かな未来の実現を目指しています」

サービス業を「クリエイティブな仕事」と言い切る。この言葉に、私たちは深く共感し、感銘を受けました。

大石さんは2013年に中途入社。J.S.A.ソムリエ、日本ソムリエ協会静岡支部役員としてもご活躍されながら、現在は4会場のサービス総責任者として現場を牽引されています。


「料理人としてのステップアップを応援する」

浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンのシェフ、髙橋茂晃さんは2011年入社。こう語っています。

「小さなお子様から年配の方まで訪れるレストラン、そして何十人分というお料理を進行に合わせてお出しする結婚式、『日本一美味しい』と掲げるグランピング。さまざまなシーンでお料理をご提供する浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンでは、料理人としてのさまざまな技術や心配りが求められます」

「部下たちとは意識的にキャリアビジョンについても話をするようにしています。将来どうなりたいかを見据えて料理に向き合うことで働く姿勢も変わると考えていますし、その結果多くの料理人たちが浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンでの経験を糧に幅広く活躍をしてくれていると感じています」

一緒に働く仲間のキャリアビジョンを大切にし、成長を心から応援する。そして実際に、多くの料理人の方々が羽ばたいていく。そういう素晴らしい文化がある会社です。


「チームで支えあって創りあげる結婚式」

キャトルセゾン浜松のウエディングプランナー、塩澤佳蘭さんは2019年に新卒入社。こう語っています。

「1人2役3役の仕事を任せてもらえる環境は、メインの業務だけでは見えてこない別セクションの苦労を知ったり新しいアイディアに出会ったりと、よりよい結婚式創りに活かされていると感じています」

「人生で最高の一日を笑顔でお過ごしいただき式後もレストランにお越しいただき近況報告をお伺いできた時、やりがいを感じ大きな感動があります」

結婚式が終わった後も、お客様がレストランに足を運んでくださる。近況報告を聞かせていただける。その関係性がずっと続いていく。本当に素敵なことだと思います。


「先輩社員の人柄に惹かれて入社を決めた」

ブラン ドゥ スティルアンのドレススタイリスト、石橋彩名さんは2022年に新卒入社。こう語っています。

「インターンシップに参加した際、目の当たりにしたドレスを着て幸せそうな表情の花嫁様の姿。そして、接客をしていた先輩社員の人柄に惹かれ入社をしたいと考えました」

「花嫁様の幸せそうな表情」と「先輩社員の人柄」。それが入社の決め手になった。こういう理由で人が集まってくる会社は、本当に素晴らしい会社だと思います。


「第三者評価」という指標

スティルアンが結婚式で最も大切にされているのは「第三者評価(=ゲスト満足度)」だといいます。

「新郎新婦様が満足するのは当たり前、ご友人ゲスト・ご親族ゲストからの高評価こそが”いい結婚式だった”といえる本当に大切な指標だと考えています」

新郎新婦だけでなく、ゲストからの評価を大切にする。この視点が、参加者満足度92.3%という「浜松ウェディングフェスタ」の素晴らしい結果につながっているのだと感じます。


お客様から届いた声

スティルアンのレストランには、心温まる声がたくさん届いています。

「毎年親子3人で誕生日のお祝いをするレストランとして利用しておりました。妻を亡くしてからも毎年妻の誕生日に娘とともにお邪魔していますが、嫌がることなくテーブルに遺影を飾らせてくれ、スタッフの方々が家族3人でテーブルを囲んでいるかのように思わせてくれることに本当に嬉しく思っています」

「小学生の娘に特別な体験をさせてあげたいと思い家族で食事に伺いました。はじめてフランス料理を食べる、素敵なレストランに行くということでおしゃれに着飾った娘のキラキラした表情は今でも忘れられません。家ではなかなか食べてくれない野菜も特別な雰囲気に後押しされてかしっかりと完食していて驚きました」

「入院生活を終え、快気祝いで伺いました。食も細くなっているのではと心配していましたが、優しい味付けと避けてほしい食材などのリクエストを細かく聞いてくれたスタッフの方のおかげですべて美味しくいただくことができました」

こういう心温まるエピソードが自然に生まれる。それがスティルアンという会社なのだと思います。


「静岡県西部エリアの結婚式を守るため」

2020年8月、コロナ禍の真っ只中。スティルアンは「静岡県西部エリアの結婚式を守るため」に、民事再生手続きを進めていた会社から複数の式場を事業継承されました。

先行きが見えない状況の中で、地域の結婚式文化を守るためにこの決断をされた。その志の高さに、私たちは心から敬服しています。


五感で感じる、この土地の魅力

2024年8月、スティルアンは「浜名湖パームスプリングス by les quatre saisons」というグランピング事業を始められました。その背景にあったのは、スタッフの皆さんが日々感じている想いでした。

「ディナータイム後の澄んだ空気の中で見る星空の美しさ」 「テラスで感じるさわやかな風」 「夕日にきらめく湖面の輝き」 「シェフがスモーク小屋で仕込んでいるサーモンの燻製の香り」 「森の木がそよぐ心安らぐ音」

この土地の魅力を、お客様にも感じてほしい。その想いから生まれた事業でした。2024年5月に始めたクラウドファンディングは、初日に目標を大幅達成。6月27日時点で目標の10倍以上の支援が集まりました。多くの方々から愛されている証だと思います。


私たちが尊敬する理由

スティルアンの企業理念は「新しい価値の創造」。ミッションは「お客様に期待をこえる感動と幸福を日々提供し続ける」。

でも、私たちがスティルアンを尊敬する理由は、理念の言葉そのものではありません。

「サービス業は非常にクリエイティブな仕事」と語る取締役。仲間のキャリアビジョンを一緒に考えるシェフ。結婚式後もお客様との関係が続くことに喜びを感じるプランナー。先輩の人柄に惹かれて入社を決めたスタイリスト。テーブルに遺影を飾ることを温かく受け入れるスタッフの皆さん。

そういう素敵な方々が働いている会社だから、私たちはスティルアンを心から尊敬しています。


CHALLENGER編集部より

「サービス業は肉体労働ではなく、非常にクリエイティブな仕事」

大石さんのこの言葉が、スティルアンという会社を象徴していると感じます。

スティルアンの皆様と共に歩んでいけることを、心から嬉しく、そして誇りに思っています。


本記事は2025年12月5日時点の公開情報に基づいて作成しています。

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