脱炭素社会の実現に不可欠な存在でありながら、技術開発と事業化に独特の困難を抱えるGX(グリーントランスフォーメーション)スタートアップ。そんな彼らの成長を後押しする経済産業省の新たな支援策が、いよいよベールを脱ぎます
2024年3月25日、CIC Tokyoにて、「GXスタートアップ支援、ついに始動! ~GX分野における新たな成長モデルの創出に向けて~」と題したイベントが開催されます。本イベントは、経済産業省を主催、CIC Tokyo内の「環境エネルギーイノベーションコミュニティ」が共催するもの。経済産業省が新たに策定する「GXスタートアップの成長に向けたガイダンス」の公表に先立ち、GXスタートアップ支援の在り方について議論が交わされます。
イベント前半のメインは、ガイダンスの内容を一足早く紹介するプレゼンテーション。特に注目なのが、GXスタートアップの成長フェーズを整理し、各段階に必要な支援を具体化した点です。例えば、量産化前の段階に特有の「需要リスク」への対応策など、GXスタートアップならではの課題にも切り込んだ内容となっているようです。
続くパネルディスカッションでは、GXスタートアップの挑戦と、官民連携による支援の可能性について、各界の専門家が議論します。登壇が予定されているのは、化学リサイクルのパイオニア企業「株式会社JEPLAN」や、商社系CVC「株式会社MOL PLUS」など、GXスタートアップの最前線で活躍するキーパーソンたち。加えて、東京大学の馬田隆明氏、デロイト トーマツ ベンチャーサポートの木村将之氏ら、スタートアップ支援のプロフェッショナルも参加します。
技術開発、事業化、資金調達など多岐にわたる論点が飛び交う中で、GXスタートアップ成長の鍵となるポイントとは何か。志を同じくするステークホルダーが結集し、その突破口を探ります。
また、イベント共催の「環境エネルギーイノベーションコミュニティ」からは、コミュニティの新展開についての発表も。脱炭素関連スタートアップと、事業会社、投資家、研究機関、行政機関などをつなぐプラットフォームとして、今後のさらなる活動の活発化に期待が高まります。
気候変動対策とビジネスの両立。そのカギを握るGXスタートアップの未来を拓く一歩が、ここから始まります。GXスタートアップ関係者はもちろん、支援企業、金融機関など、広くGXイノベーション創出を志すステークホルダーの皆様のご来場をお待ちしています。
開催概要は以下の通りです。
日時:2024年3月25日(月)18:30 ~ 20:15 (18:00受付開始)
場所:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階)
定員:現地参加150名 ※定員になり次第受付終了
参加費:無料
主催:経済産業省
共催:環境エネルギーイノベーションコミュニティ
※ガイダンスは3月末公表予定