ポストCookie時代を見据え、UNCOVER TRUTHがマイクロアドグループへ参画 ー 1stPartyDataを活用し、新たなマーケティングソリューションの確立に挑む

デジタルマーケティング業界において、重要な転換点を迎えようとしています。2024年後半より、Google Chromeにおいて、サードパーティCookieのサポートが段階的に廃止されることが予定されているのです。この影響は、日本のインターネット広告市場の約半分にも及ぶと試算されており、ポストCookie時代に向けた新たなソリューションの確立が急務となっています。

そんな中、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)と呼ばれるデータ活用基盤の構築・支援サービス「Eark」を提供する株式会社UNCOVER TRUTHが、この度、株式会社マイクロアドの連結子会社となることを発表しました。

UNCOVER TRUTHは、「ユーザー行動データとコンテンツデータを活用してユーザー主導の世の中へ」というビジョンのもと、企業が保有する1stPartyData(自社データ)の分析や活用を促進することを事業の強みとしてきました。今回のマイクロアドグループへの参画により、自社開発のCDP「Eark」に蓄積した1stPartyDataを、マイクロアドの広告ソリューションにも活用できるようになります。これによって、ポストCookie市場における強い競争力を獲得することを目指しているのです。

一方、マイクロアドは、「UNIVERSE」という第三者データを活用したマーケティングプロダクトを複数提供しています。潜在的なニーズを持った顧客へのアプローチを得意としており、企業のマーケティング活動を支援してきました。

両社のソリューションが連携することで、潜在顧客の獲得から既存顧客のLTV(ライフタイムバリュー)最大化まで、ワンストップでサポートする体制の確立を目指します。UNCOVER TRUTHの石川敬三代表取締役は、「事業領域の拡大によって、さらなる競争力強化を狙ってまいります」と、今回の提携に意欲を見せています。

ポストCookie時代を見据えた、1stPartyDataを軸とする新たなマーケティング手法の確立。それは、デジタルマーケティング業界全体にとって喫緊の課題であり、UNCOVER TRUTHとマイクロアドという Two Challengerたちの挑戦に、大きな期待が寄せられています。データとテクノロジーを駆使し、パラダイムシフトを見据えた産業創造へ。彼らの歩みは、まさに時代の先端を行くものだと言えるでしょう。