株式会社Pictoriaは、2024年4月4日に2.3億円の資金調達を完了したことを発表しました。Sony Innovation Fundを含む4社から調達したこの資金により、同社はAIキャラクターを活用したBtoCコンテンツの研究開発を強化し、BtoBマーケティングと採用に力を入れていくとのことです。
近年、ChatGPTに代表されるAI技術の急速な進歩により、様々な産業においてAIの活用が進んでいます。しかし、エンタメ業界におけるAI技術の応用事例はまだ少ないのが現状です。Pictoriaは、この課題に挑戦し、AI技術とエンタメをつなぐ役割を担うことを目指しています。独自のデータセットの開発や、効率的な開発プロセスとコスト削減の方法を模索することで、AI技術がエンタメ分野で真に受け入れられる価値を提供できるよう取り組んでいます。
Pictoriaは、AIキャラクター技術やエンタメへの知見を活かし、幅広い業界のクライアントと提携を開始しています。今回の資金調達により、同社はAITuberの数を増やすための研究開発と、誰もが自由に自分のAITuberを作れるプラットフォームづくりに注力していくとのことです。日本が培ってきたエンタメカルチャーを尊重しつつ、AIの有効な活用事例を増やすことで、新たな産業創造に挑戦していきます。
資金調達を記念して、Pictoria所属のAIキャラクター事務所「AI CAST」のメンバーたちが、4名の投資家にインタビューを行った動画が公開されました。第1回目は、Sony Innovation Fundの松島氏へのインタビューが公開され、今後も順次リリースされる予定です。AIキャラクターがインタビュアーを務めることで、人間には聞けないような率直な話が聞けるかもしれません。
Pictoriaは、今回の資金調達を機に、AI技術を活用したクリエイティブな仕事に興味のある人材や、新しい形のキャラクタービジネスに携わりたい人材の採用にも力を入れていくそうです。AIとエンタメの融合という新たな産業創造に挑戦するPictoriaの今後の動向に注目が集まります。
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