エイターリンクの挑戦:リアル空間のデジタル化を実現する空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug™」が一般販売を開始!新たな産業創造への期待が高まる

2024年4月1日、米・スタンフォード大学発のスタートアップ企業であるエイターリンク株式会社が、空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug™」の一般販売を開始します。ワイヤレス給電によって配線のない”デジタル世界”の実現を目指すエイターリンクの挑戦は、新たな産業創造の可能性を秘めています。

AirPlug™は、最大17m以上の給電距離と移動体への給電が可能な低い角度依存性を持つ独自の送受電技術を備えた、画期的なワイヤレス給電ソリューションです。この技術により、あらゆる場所に誰もが利用できるデジタルツイン環境の構築が可能となります。特にビルマネジメント領域での大きな役割が期待されており、例えば配線なしでオフィス内に複数の温湿度センサーを配置し、人近くの環境情報を基にビルシステムを統合制御することで、空調コストを約26%削減しつつオフィスワーカーのストレスを下げるといったことが実現できます。

エイターリンクは、独自技術によるワイヤレス給電空間を作り出すことでビルのIoE化を推進し、環境負荷の軽減にも貢献していく方針です。AirPlug™のラインナップには、天井に埋め込んで設置する「AirPlug™ PowerTx-C」、照明用ダクトレールに工事不要で設置できる「AirPlug™ PowerTx-D」、机の上やパーティションに置くことで温湿度やセンサー位置情報を感知し空調を自動調節する「AirPlug™ Sense-T」などがあります。

エイターリンクの挑戦は、単なるワイヤレス給電技術の提供にとどまりません。リアル空間をデジタル化し、IoTセンシングデータを効率的に活用することで、建物の管理・運用を根本から変革しようとしているのです。この取り組みは、スマートビルや環境エコ、オフィスワーカーの快適性向上など、様々な分野に大きなインパクトをもたらす可能性を秘めています。

AirPlug™の一般販売開始は、エイターリンクの挑戦の新たなスタートと言えるでしょう。独自のワイヤレス給電技術を武器に、リアル空間のデジタル化を推進し、ビルマネジメントの革新を目指すエイターリンクの今後の動向から目が離せません。彼らの挑戦が新たな産業創造の契機となり、私たちの生活や働き方を大きく変えていくことに期待が高まります。