デジタル化の進展とともに、企業と生活者の関係性は大きな変革期を迎えています。単なるモノやサービスの売り手と買い手ではなく、価値を共創するパートナーとしての関係が求められるようになってきたのです。そうした新しい関係性を築くための鍵となるのが、コミュニティです。その最前線で挑戦を続けるコミューン株式会社が、このたび大きな転換点を迎えました。
コミューンは、コミュニティ構築のためのプラットフォーム「commmune」を提供するスタートアップ企業です。企業とユーザーをつなぐコミュニティ作りを支援し、継続的なエンゲージメントを生み出すことで、企業の新しい成長の形を実現しようとしています。
この度、同社は新たに、元花王でECビジネスを統括した生井秀一氏、吉野家CMOの田中安人氏、渋谷未来デザイン理事の長田新子氏を顧問・コミュニティアドバイザーに迎えました。消費財、外食、まちづくりといった異なる領域で、業界をリードする3名の参画は、コミューンにとって大きな意味を持ちます。
コミューンが目指すのは、企業と生活者がコミュニティを通じて長期的な関係を築き、共に価値を創造していくこと。そのためには、企業の垣根を超えた知見の活用と、生活者理解の深化が不可欠です。今回の顧問就任は、その実現に向けた大きな一歩と言えるでしょう。
「組織とひとが融け合う未来に向けて、その深い理解なくしては前に進めません。今回参画いただいた皆さまは、多様な組織・ひとへの理解とその実践を重ねてこられました。私たちの描くビジョンの実現を加速させてくれるはずです」とコミューンCEOの高田氏は語ります。
コミューンはこれまでにも、大手企業の社内外コミュニティ構築を数多く支援し、成果を上げてきました。しかし、コミュニティビジネスを本格的な産業に育てていくためには、よりセグメント特化した知見の導入が必要不可欠です。異業種の知の結集は、新たなイノベーションを加速させるでしょう。
変革の波が押し寄せる中で、これまでのビジネスの常識が通用しなくなりつつあります。企業と生活者の新しい関係性を設計し、事業化していくことが求められています。そのためのキーテクノロジーであり、プラットフォームとなるのがコミュニティなのです。
コミューンの挑戦は、単なる一企業の成長物語ではありません。これからの産業のあり方そのものを問う、社会変革へのチャレンジなのです。私たちCHALLENGERは、そんな彼らの挑戦を引き続き追い続けていきたいと思います。コミュニティの力で組織と個人がシームレスにつながる世界。その実現に向けたコミューンの航海は、新たなフェーズに入ったのです。