昨年の発足以来、「エンジニアの未来キャリア研究会」は、技術と社会の架け橋となるエンジニアリーダー像を探求してまいりました。ビジネスと社会課題の文脈でテクノロジーを捉え、イノベーションを牽引する。そんなエンジニアリーダーを輩出すべく、「仕事の未来研究会」とも連携しながら、様々な活動を展開してきました。
これまでは、エンジニアリングの枠を超えた学際的な議論を重ねることに注力してきました。アジャイル開発、プロダクトマネジメント、デザイン思考など、多様な知見を取り入れながら、これからの時代に求められるエンジニア像を探求してきたのです。また、ケーススタディやワークショップを通じて、実践に根差した”知”の創出にも取り組んでまいりました。
そうした活動の成果は、エンジニアリーダー育成プログラムの開発や、技術経営をテーマとした書籍の出版など、様々な形で社会に還元しつつあります。加えて、志高いエンジニア同士の交流の場としても機能し、研究会発のコラボレーションやプロジェクトも生まれ始めています。
しかしながら、研究会の活動を通じて、私たちが痛感したことがあります。それは、高い志を持つフリーランスエンジニアの方々が直面する、現実の困難です。収入の不安定さ、スキルアップの機会不足、孤独感、福利厚生の欠如…。フリーランスならではの悩みや課題が、彼らのポテンシャルの発揮を阻んでいるのです。
「エンジニアの未来キャリア研究会」は、こうした課題への取り組みこそが、”真のエンジニアリーダー”の育成に不可欠だと考えます。高い技術力と広い視座を兼ね備えたリーダーを輩出するためには、キャリアの基盤となる”フリーランスエンジニアの働き方”そのものを、もっとサステナブルなものにしていく必要があるのです。
そこで私たちは、フリーランスエンジニア支援の新たな一歩を踏み出すことを決意しました。それが、志高いフリーランスエンジニアの方々にとって、”登録したくなる”魅力的なプラットフォームの構築です。スキルアップ、案件獲得、福利厚生、コミュニティ、収入の安定化…。彼らの様々なニーズに応える多角的な支援を、ワンストップで提供するプラットフォームの実現を目指します。
しかしながら、こうしたプラットフォームを実現するには、私たち単独の力だけでは限界があります。フリーランスエンジニアの多様なニーズに応えるためには、各分野の専門性を持つ企業やサービスとのアライアンスが不可欠だと考えるのです。
そこで本記事を通じて、私たちの志に共感し、フリーランスエンジニアの未来を共に切り拓いていただけるパートナー企業を広く募集したいと思います。例えば、以下のような分野での協業を想定しています。
- 教育サービス企業との提携による、最新技術のラーニングコンテンツ提供
- フリーランス向け金融サービスとの連携による、収入補償制度の設計
- 大手企業の新規事業部門とのタイアップによる、フリーランス向け案件の開拓
- 保険会社との共同開発による、フリーランスに特化した福利厚生サービス
- コワーキングスペース運営企業との提携による、全国の拠点インフラの整備
- 地方自治体との連携による、エンジニア向けの移住・定住支援策の展開
もちろん、これらはほんの一例に過ぎません。パートナー企業の皆さまの専門性やネットワークを活かし、私たちだけでは思いつかなかった斬新なサービスを共創できれば、と考えています。法務、会計、広報…。プラットフォームの運営を支えるバックオフィス面での協力も歓迎します。
志高きフリーランスエンジニアの皆さまに選ばれ、頼られ、共に成長していける。そんな”理想のプラットフォーム”の実現に向けて、ぜひ私たちに力をお貸しください。テクノロジーの力で社会をよりよい方向に導くために、フリーランスエンジニアの挑戦を支える土壌を共に耕していきましょう。
パートナーシップのかたちは柔軟に検討させていただきます。サービス連携、資本提携、共同事業化…。アライアンスの目的に応じて、最適な協業体制を”コ・クリエーション”させていただければと思います。
「エンジニアの未来キャリア研究会」は、来年中に、このフリーランス支援プラットフォームを本格的に立ち上げることを目標に掲げます。私たちの志に共感いただけるパートナー企業の皆さま、ぜひお力添えをよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ、ご提案などは以下の連絡先にて承ります。
エンジニアの未来キャリア研究会 事務局
Email:masaki.hamasaki@gmail.com
また、今後、オンラインにてパートナー募集説明会を開催予定です。ご関心をお持ちいただけた企業の皆さまは、ぜひご参加ください。開催日時や申込方法など詳細は、追ってご案内申し上げます。
エンジニアリングの力で、社会の未来をともに拓きましょう。皆さまのご連絡を、心よりお待ちしております。
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