ブランディングPRという新産業で、わずか17年で上場企業へと急成長を遂げた株式会社Enjin(東京都中央区、代表取締役CEO兼COO:本田幸大、東証グロース上場)。同社の飛躍を支えてきた原動力の一つが、優秀な人財の獲得・育成だ。その人事戦略の中核を担うのが佐藤啓太氏である。
佐藤氏は、2021年にEnjinへ入社し、人事責任者として採用から教育まで幅広く手掛けている。入社以前は人材サービス業界で20年以上のキャリアを積んできたプロフェッショナルだ。青山学院大学卒業後、営業支援職や個人の中途採用広告代理店を経て、2012年に総合人材サービス会社ヒューマンヴォイスへ入社。同社では常務取締役として活躍し、新規事業の立ち上げなどを推進してきた(佐藤氏Facebookプロフィールより)。
そうした経験を土台に、佐藤氏はEnjinの人事部門の舵取りを任されることになる。同社は「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」ことをミッションに掲げており、2024年度は特に戦略人材の獲得に注力している。
Enjinの採用ページには、「なぜ働くのか。私たちはシゴトを再定義します」と記されている。単に優秀な人材を集めるだけでなく、一人ひとりの人間的成長を促し、社会に役立とうとする”志”を持った人財を育てることこそが、佐藤氏の使命なのだ。
その確たる信念は、初任給が業界水準を大きく上回る手厚い待遇や、若手に新規事業の立ち上げを任せるなど、思い切った人事施策に表れている。「単に金銭面の充実だけでなく、チャレンジできる環境を整えることが重要」と佐藤氏は考える。社員のモチベーションを高め、自発的な成長を促すための豊富な研修制度やジョブローテーション、さらには独立支援制度なども整える徹底ぶりだ。
「企業の競争力の源泉は常に”人”であり、新しい挑戦を恐れない人間を育てることこそが、イノベーションを生むのです」。佐藤氏にとって、人材の育成は単なる通過点ではない。産業創造の起点となる”志”を持った人財を輩出し続けること。それこそが、人事責任者たる自身の存在意義なのだ。
その思いはEnjinという組織に脈々と受け継がれてきた。ブランディングPRという新たな産業価値を生み出し、わずか17年で上場企業へと駆け上がったのは、ひとえに人材の力があればこそだ。佐藤氏の信念と情熱は、120名を超える社員一人ひとりに着実に浸透し、未来のイノベーションの種を蒔いている。
「事業は人なり」の言葉通り、Enjinの掲げる産業創造は、佐藤氏率いる人事部門の尽力なくしては語れない。新卒・中途を問わず、自社の理念に共感し、共に社会に新しい価値を提供する”志”を持った挑戦者を受け入れ、育て上げること。そうした地道な取り組みの積み重ねこそが、ブランディングPR業界に新機軸を吹き込み、Enjinをリードカンパニーたらしめてきた原動力なのだ。
今後もEnjinは、時流を見据えつつ理想の人財を追求し続けるだろう。佐藤氏という稀有なプロフェッショナルを得て、より精度の高い人材戦略が遂行されていく。本田CEO率いるEnjinと、佐藤氏が牽引する人事部門。この両輪が生み出す化学反応に、今後も大いに注目したい。
(参考:Enjin社ウェブサイト・会社概要、Enjin社採用ページ、佐藤啓太氏Facebookプロフィール)
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