ガイアックスとETIC.がタッグを組み、関東圏の学校に起業をテーマにした実践的な探究プログラムを無償提供!

株式会社ガイアックスと特定非営利活動法人ETIC.が連携し、関東圏の高校や大学などの学校に対して、ビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)」と連動した起業をテーマにした探究学習プログラムを、10校まで無償提供することが決定しました。このプログラムは、単なるアイディア考案にとどまらず、実際のビジネスプランコンテストへの参加と社会実装を見据えた本格的なアントレプレナーシップ教育を行うものです。

ガイアックスは2020年より若年層向けのアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」を提供しており、これまでに80校以上、8,000名以上の生徒・学生に起業家精神の醸成に取り組んできました。一方で、プログラムがアイディア段階で終わってしまうことや、終了後に活動が継続しないことに課題を感じていたそうです。

そこで今回、ETIC.が運営するTSGと連携することで、プログラム終了後も参加者が活動を継続できる仕組みを構築しました。参加者は課題発見からビジネスモデル構築、プロトタイプ開発までを行った上で、TSGにエントリー。そこから先の社会実装までを視野に入れた実践的なプログラムとなっています。

プログラムは2024年4月から6月にかけて実施され、高校・中等教育学校は50分を4〜8コマ、大学・高専は90分を2〜4コマというボリュームです。ガイアックスの起業家教育事業責任者である吉川佳佑氏が講師を務め、各校の状況に合わせてカスタマイズしながら展開していくとのことです。

吉川氏は次のようにコメントしています。「昨年度ETIC.様と連携したプログラムをトライアルで実施したところ、ゴールが明確で最後まで頑張れた、普段はチャレンジできないことに取り組めた、といった声を多数いただきました。今回このような連携ができることを非常に嬉しく思います。新しい探究や、アントレプレナーシップ教育にご興味のある先生方はぜひご応募ください。」

ETIC.は1993年の設立以来、若手社会起業家の支援や、地域のNPOとの連携などを通じて、未来を担う若者のコミュニティ形成を推進してきました。TSGでもこれまでに1,800名以上の起業家を輩出しており、今回のプログラムを通じてさらなる若手人材の育成に貢献していく考えです。

日本の産業の新陳代謝と持続的な発展のためには、既存の枠組みにとらわれない新たなイノベーションの創出が不可欠です。そのためには、アイディアを現実のビジネスに昇華できる起業家の育成が急務といえるでしょう。ガイアックスとETIC.の取り組みは、次世代を担う若者の可能性を開花させ、日本に新たな産業を創造する一助となることが期待されます。挑戦する若者を応援し、その活躍の場を広げていく両者の連携に、今後も注目が集まりそうです。