「GIFTech」 – Z世代エンジニアの”モチベーション格差”問題に挑む、新たな産業創造の試み

株式会社レアゾン・ホールディングスは2024年1月16日、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見するためのプロジェクト「GIFTech」をスタートさせました。同プロジェクトは、アカデミーや次世代型ハッカソンを通じて、仲間と共にプロダクトやサービスをゼロから開発するアイディアや技術を深掘りし、「テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能」を伸ばすことを目指しています。また、その過程を動画で公開し、多くの人々に知識と情熱を共有する試みも行われています。

　「GIFTech」の発足背景には、IT業界で躍進し続ける企業に属するエンジニアと、全国のZ世代エンジニアの間に見られる”モチベーション格差”の問題があります。レアゾン・ホールディングスが実施した調査によると、IT業界で躍進し続ける企業に所属するエンジニアの約80%が仕事にやりがいを感じているのに対し、全国のZ世代エンジニアでは52%にとどまることが明らかになりました。また、「仲間と共創し、プロダクトやサービスを0から開発できる」と自認しているエンジニアの割合も、両者の間で大きな差が見られました。

　こうした調査結果を受け、レアゾン・ホールディングスは職場環境や利用可能なリソースに応じて生まれるモチベーションの違いに着眼し、エンジニアがやりがいを感じ、なりたいエンジニアを目指せる環境整備が早期に必要と判断。「GIFTech」プロジェクトを立ち上げました。

　「GIFTech」では、著名企業のサービス開発ストーリーにおいて重要な役割を果たしたエンジニアに焦点を当てたドキュメンタリーフィルム『MVP Focus』の制作・公開や、参加型イベントの次世代型ハッカソンの開催などを通じて、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見する機会を提供しています。

　次世代型ハッカソンでは、「有名インフルエンサーの求めるパーソナライズドサービスを開発する」というテーマでMVP開発を行い、共創能力を身につけることを目指します。こうした取り組みを通じて、Z世代エンジニアの可能性と未来を創造することが「GIFTech」の目標です。

　「GIFTech」は、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見するためのプロジェクトであると同時に、Z世代エンジニアの”モチベーション格差”問題に挑む、新たな産業創造の試みでもあります。テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能を持つエンジニアを育成・支援することで、イノベーションを生み出し、新たな産業を創造していく可能性を秘めています。

　レアゾン・ホールディングスは、「新しい”当たり前”を作り続ける世界一の企業へ」を掲げ、アドテク事業、ソーシャルゲーム事業、メディア事業、フードテック事業の4つの領域を中心に事業を展開しています。「GIFTech」プロジェクトもまた、同社の新たな挑戦の一つと言えるでしょう。

　産業創造の観点から見れば、「GIFTech」は単なるエンジニア支援プロジェクトにとどまらない、大きな可能性を秘めた取り組みです。Z世代エンジニアのモチベーションを高め、創造性を刺激することで、新たなイノベーションが生まれ、未来の産業を担う人材が育っていくことが期待されます。

　「GIFTech」の今後の展開に注目が集まります。Z世代エンジニアの”モチベーション格差”問題に挑みながら、新たな産業創造への道を切り拓く同プロジェクトの取り組みは、日本のみならず、世界的にも大きなインパクトを与える可能性を秘めているのではないでしょうか。