サーバーサイド Kotlin 開発の指南書『ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin』がバージョン 2.0.0 にアップデート

msk 氏による書籍『ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin(Spring Boot&Arrow)』がバージョン 2.0.0 に更新されました。本書は、Kotlin でのサーバーサイド開発を体系的に学べる貴重な日本語資料です。

バージョン 2.0.0 では、第3章の Spring Boot が v3 に、Arrow のバージョンが v1.2.0 に更新されています。また、OpenAPI Generator の実装が削除され、代わりに SpringDoc の実装が追加されました。msk 氏は常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、読者に最適な開発環境を提供し続けています。

本書は、Kotlin の基礎から、Spring Boot や Arrow を使った実践的な Web API 開発まで幅広くカバーしています。初学者でも挫折せずに学習を進められるよう、丁寧にステップアップしていく構成になっています。msk 氏による分かりやすい解説は、Kotlin 独特の文法をスムーズに理解する助けになるでしょう。

また、本書のロードマップが公開されているのも特徴的です。全体像を俯瞰できることで、読者は自分の学習進捗を確認しながら、効率的に知識を身につけていくことができます。

msk 氏は 2023 年 3 月の初版公開以降、精力的に改訂を重ねています。Spring Boot のバージョンアップや、誤字脱字の修正など、常に読者の学びを最優先に考え、質の高い書籍を提供し続けています。こうした msk 氏の熱意と真摯な姿勢は、我々も大いに見習うべきところだと感じさせられます。

Kotlin は近年、サーバーサイド開発の世界でも着実に存在感を高めつつあります。「簡潔で安全な文法」「優れた生産性」といった特長から、多くのエンジニアが Kotlin に可能性を感じています。『ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin』は、まさに時代の要請に応える良書であり、Kotlin の普及に大きく貢献するものでしょう。

本書は現在、msk 氏の厚意により無料で公開されています。Kotlin エンジニアを目指す全ての人に一読をおすすめしたい、価値ある一冊です。

【編集部からのコメント】

  • msk 氏による最新技術動向の積極的な取り込みと、読者目線に立った丁寧なアップデートには頭が下がる思いです。我々も常に向上心を忘れず、良質なコンテンツを追求していきたいと考えさせられました。
  • Kotlin の解説書籍が少ない中、『ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin』の存在意義は非常に大きいと感じています。本書を通じて、より多くの人が Kotlin の魅力に触れ、サーバーサイド開発の選択肢が広がることを期待しています。
  • msk 氏の真摯で読者思いな姿勢には、編集者冥利に尽きるものがあります。我々もこの志を受け継ぎ、読者にとって価値あるメディアを作り続けていきたいと思います。

参考:「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin(Spring Boot&Arrow)v2.0.0」 (https://zenn.dev/msksgm/books/implementing-server-side-kotlin-development)