昨年に引き続き、千葉県では県内の農林水産物や鉱工業品などの地域資源を活用した商品開発等を支援する「ちばのキラリ商品支援事業」を実施する。本事業では、生産者等の商品開発アイデアと県内中小企業の生産・加工技術等のマッチングや、具体的な消費者ニーズを捉えた商品改良・販売展開のためのテストマーケティング等を行うことで、地域の魅力あふれる新たな商品づくりを後押しする
特筆すべきは、本事業のニーズマッチング支援部門を株式会社オニオン新聞社が受託していることだ。千葉県の地域活性化に注力するオニオン新聞社が、その知見とネットワークを活かしてサポートにあたる。
6月27日には本事業の事業説明会・研修会・ニーズマッチングイベントが千葉市内で開催される。第一部では「新商品開発の意義と効能」をテーマに、生産者直売のれん会の黒川健太代表取締役による商品企画研修が実施される。続く第二部の事業者交流会では、参加者同士の情報交換・アイデア出しの機会が設けられる。最後の第三部では、ニーズマッチング商談会が行われ、生産者と加工業者等とのマッチングが図られる。
本事業では、商品企画&マッチング部会によるニーズマッチング支援と、販売テスト部会による販売展開支援の2つの側面からサポートが行われる。前者では、商談会の開催に加え、地域連携コーディネーターによる伴走支援も行われ、後者では、県内外でのテストマーケティングとそれに付随するコンサルティングが実施される。
また、本事業では年間を通じて様々なセミナーや研修も企画されており、単なる事業者間のマッチングにとどまらない、多角的な支援が特徴だ。オニオン新聞社の持つ豊富な経験とノウハウが、これらのプログラムにどのように活かされるのかにも注目だ。
CHALLENGER編集部としては、このように地域の隠れた魅力や可能性を引き出し、生産者と企業の英知を結集して新たな価値を生み出そうとする取り組みに大いに注目したい。「ちばのキラリ商品支援事業」から生まれる新商品・サービスが、地域経済の活性化と地方創生の原動力となることを期待したい。
対象となるのは、自社商品の企画開発・磨き上げ、新たな販路開拓・テストマーケティング、新しい事業パートナーとのコラボ、地域商品のブランド化等に意欲的に取り組む県内中小企業者等だ。興味のある方は、ぜひ6月27日のイベントに参加してみてはいかがだろうか。
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