2024年3月26日、日本プライベートエクイティ株式会社(以下、JPE)は、モノの貸し借りアプリ「Alice.style(アリススタイル)」をはじめとするシェアリングサービスを手掛ける株式会社ピーステックラボ(以下、ピーステックラボ)への出資を発表しました。この出資は、JPEが運営する「JR四国・リレーションシップ1号投資事業有限責任組合(以下、四国・リレーションシップファンド)」を通じて行われ、出資母体であるJR四国との地域連携も視野に入れながら、四国におけるシェアリングサービス事業の展開を後押しし、相互の成長発展と地域課題の解決を目指すものです。
ピーステックラボは、2016年の設立以来、「モノの貸し借りを通して”体験”が平等に提供できる社会をつくる」という企業理念のもと、シェアリングプラットフォーム「アリススタイル」や定額制シェアリングサービス「Alice.style PRIME(アリスプライム)」を運営してきました。現在、両サービスの登録ユーザー数は合わせて150万人を超え、”ムダなものを買わない個人”と”ムダにモノを作らない企業”というサステナブルな社会の実現や、”使う時だけお金を払う”という新しいライフスタイルの提案により、日本のシェアリングエコノミー市場をリードする存在となっています。
JPEでは、ピーステックラボの取り組みが、「モノに関わる様々な社会課題解決」と「SDGsを楽しく実現する社会インフラの構築」につながるものと考え、今回の出資を決定しました。四国・リレーションシップファンドを通じた支援により、都市部だけでなく地方においても、シェアリングサービスを通じた価値や体験を平等に提供できる社会の実現と、心豊かな暮らしを支える循環型社会の構築を目指します。
また、JPEは、ピーステックラボが進める外部パートナーとの提携戦略に注目しています。業界を超えた連携の広がりは、同社の「提携力」と「事業のポテンシャル」を示すものであり、新たな共同事業の創出による事業機会の拡大が期待されます。JPEは、ピーステックラボのさらなる成長を後押しし、シェアリングエコノミー市場の発展と進化に貢献していきます。
さらに、JPEは、四国・リレーションシップファンドを通じた出資により、四国地方におけるシェアリングエコノミーの普及と拡大にも注力します。コロナ禍を経験し、経済・社会のデジタル化が進む中、地方に根付く”共助”や”共有”の精神は、シェアリングサービスの普及に適した土壌であると考えられます。四国の人々の生活にシェアリングエコノミーとの接点を増やし、”シェア”することが当たり前という意識や行動を地域に広げることで、地方が抱える社会課題の解決につなげていきます。
加えて、JR四国との連携により、駅をはじめとする同社グループの様々な”コンタクトポイント”を活用し、シェアリングサービスを提供する”場”を創出することで、地域住民や旅行客に新たな価値や体験を提供し、地域の活性化にも貢献することが期待されます。
日本プライベートエクイティ株式会社による株式会社ピーステックラボへの出資は、循環型社会の実現とシェアリングエコノミー市場の発展に向けた、産業創造の取り組みとして高く評価できます。四国・リレーションシップファンドを通じた支援が、四国地方におけるシェアリングエコノミーの普及と地域経済の発展の”小さな一歩”となることを、CHALLENGER/産業創造の挑戦者たちは心から応援しております。今後のさらなる展開に大いに期待が寄せられます。