リライブシャツ・パンツの継続着用による身体機能への影響-第三者機関の二重盲検比較試験で効果を確認-

宮城県仙台市の株式会社りらいぶ(代表取締役:佐々木貴史氏)が製造販売するリライブシャツ・パンツについて、第三者検査機関の株式会社TFCラボ(所在地:株式会社りらいぶ提供資料より不明)による二重盲検比較試験が実施され、その着用が身体機能に及ぼす影響を検証した試験結果報告書が、このたび株式会社りらいぶより提供されました。CHALLENGER編集部では、報告書のデータを基に試験概要をまとめてみました。

■試験の目的と方法について
株式会社TFCラボの試験結果報告書によると、本試験はリライブシャツ・パンツの着用が身体組成や機能に与える影響を検証することを目的に実施。30〜59歳の健常男女14名(男性7名、女性7名)を被験者とし、リライブ製品着用群とプラセボ(偽物)着用群に分けてクロスオーバー比較試験を行ったとのことです。各群で製品とプラセボを2週間ずつ着用し、着用前後および2週間後に血流速度、体表温度、疲労度、バランス能力、関節可動域、筋硬度、筋力など各種指標を測定。主観的評価や睡眠の質、ストレス度についても調査したそうです。試験期間は2022年10月28日〜12月10日の6週間だったとのことです。

■試験結果のポイント
報告書に記載された数値を見ると、リライブシャツ・パンツの着用により、血流速度が着用後に49.8%、2週間後も49.4%上昇し、疲労度(フリッカー値)は2週間後に9.6%改善。立ち上がり時のバランス能力は着用後3.8%、2週間後6.5%向上したとのデータが示されています。また首、肩、腰、膝の可動域拡大や筋硬度の低下、ジャンプ力や握力、背筋力などの筋力向上についても、着用後と2週間後の両時点でプラセボ群との間に統計的な有意差が認められたとのことです。

被験者へのアンケート調査でも、着用後平均63.2%、2週間後平均95.9%が身体の軽さや動きやすさ、疲労感の改善を実感したと回答。睡眠の質やストレス度への好影響も見られたようです。

■試験結果から考えられること
株式会社TFCラボの報告書に示されたこれらのデータについて、CHALLENGER編集部では以下のように考察しました。リライブシャツ・パンツの着用により、血行やリンパの流れが促進されて疲労物質の排出が助けられるとともに、体幹の安定によるパフォーマンスの向上効果がもたらされている可能性があります。一方、着用による有害事象は報告されていないことから、安全性の面での問題はないものと推察されます。

ただし本試験の詳細な実施方法や解析の基準などについては不明な点も多く、より精度の高いエビデンスを得るためには、今後さらなる検証が必要だと思われます。株式会社りらいぶでは現在、地方自治体との連携も視野に入れた実証実験を進めているとのことです。同社の取り組みの行方を見守りつつ、人々の健康増進に資する技術・製品の開発が促進されることを期待したいと思います。