2024年10月1日、株式会社テイラーワークスと株式会社ユーザベースによる画期的なプロダクト連携が発表されました。この連携は、ビジネス共創やオープンイノベーションの分野に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。
プロダクト連携の概要
テイラーワークスが提供するBtoBマッチメイキングエンジン「TAILOR WORKS」と、ユーザベースの「スピーダ スタートアップ情報リサーチ(旧 INITIAL)」が連携することで、以下のような革新的な機能が実現します。
- AIによるニーズとシーズの効率的な収集・解析
- 約2万社の国内スタートアップデータからの最適なパートナー自動選定
- AIを活用した具体的なビジネス共創アイデアの創出
この連携により、特に「マッチメイカー」と呼ばれる企業や部門の業務効率が大幅に向上することが期待されています。マッチメイカーとは、顧客や自社に対してビジネス共創の創出を目的として、提携先の紹介やM&A、オープンイノベーション戦略の提唱などを行う金融機関、コンサルティング会社、不動産会社、プラットフォーマー、上場企業のイノベーション推進部門などを指します。
連携の背景と意義
近年、企業のビジネス共創やオープンイノベーションにおいて、適切なパートナーの発見と効果的な共創の実現が重要な課題となっています。しかし、従来の手法では、企業情報の検索・リサーチから具体的な共創アイデアの創出まで、膨大な工数が必要でした。
今回の連携により、AIを活用して以下のプロセスが効率化されます。
- 顧客や自社のニーズとシーズの収集・解析
- 国内スタートアップ企業2万社との相性解析
- 具体的なビジネス共創案の作成
これにより、マッチメイカーの業務工程が大幅に効率化され、社会全体のビジネス共創やオープンイノベーション創発の仕組みが大きくアップデートされることが期待されています。
今後の展望
テイラーワークスの代表取締役CEO難波弘匡氏は、今回の連携について次のようにコメントしています。
「AIの急速な普及により、様々なシチュエーションでパラダイムシフトが進んでいますが、ビジネスシーンにおけるAI導入の1つの価値は『人の思考の拡張と業務プロセスをアップデートできること』です。そのためには、ビジネスパーソンとAIが融合していくことが必要です。
今回の提携により、属人的なプロセスの脱却が困難であった「オープンイノベーションにおけるパートナー選定からビジネス共創アイデアの創出」の質と量の改善が可能になります。
今後は、国内スタートアップのみならず、海外スタートアップなどの情報も取り入れ提携領域を深めていくことで、社会全体のビジネス共創創発のプロセスをアップデートしていきます。」
編集部コメント
ビジネスイノベーション部門編集部:「今回のテイラーワークスとユーザベースの連携は、ビジネス共創の未来を示唆する重要な一歩だと言えるでしょう。AIの活用により、これまで時間と労力を要していたプロセスが効率化されることで、より多くの革新的なアイデアが生まれる可能性が高まります。特に、中小企業やスタートアップにとっては、大手企業とのマッチングの機会が増えることで、新たなビジネスチャンスが広がるかもしれません。今後の展開に注目です。」
まとめ
スピーダとテイラーワークスのプロダクト連携は、AIを活用したビジネス共創の新時代の幕開けを告げるものと言えるでしょう。この連携により、企業間のマッチングがより効率的かつ効果的に行われ、新たなイノベーションの創出が加速することが期待されます。経営者や投資家の皆様にとって、この動向は今後のビジネス戦略を考える上で重要な示唆を与えてくれるものとなるでしょう。
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