デジタルテクノロジーを駆使した事業開発のプロフェッショナルとして、多方面で活躍されている片山智弘氏。現在は株式会社電通の事業共創局でシニア・ビジネス・ブロデューサーを務めると共に、株式会社セガ エックスディーの取締役執行役員CSOとしても手腕を発揮されている他、Data-Driven UX-データ分析で進める Webサイトの UX の高め方-の著者でもあります。
片山氏の挑戦者としての歩みは、大学院在学中に遡ります。就職活動の採用試験練習用イーラーニングサービスで起業し、2年間の経営を経験。その後、M&Aによるエグジットを経て、2012年に株式会社電通へ入社されました。電通では一貫して新規事業部署に所属し、デジタルテクノロジーを駆使した広告関連事業や自社アセットを活かした事業開発・商品開発に尽力。電子雑誌コンテンツ配信事業の開発責任者やBIツール・MAツールを利用した商品開発などに携わり、その手腕を遺憾なく発揮されてきました。
また、オープンイノベーション推進の責任者としての役割も担い、社内外の協業を推進。クライアントのデジタル環境戦略やUXに関するアドバイザリー業務も精力的にこなすなど、活動の幅は多岐に渡ります。2019年7月からはセガ エックスディーの経営にも参画。ゲーミフィケーションやエンタテインメント領域の課題解決にも注力し、新たなイノベーションの創出に挑んでおられます。
片山氏はこれまでの豊富な実践知をまとめ、2021年3月に『事業成長につなげるデジタルテクノロジーの教科書』(大学教育出版)を上梓されました。デジタルテクノロジーを事業成長の原動力として活用するための考え方やメソッドを体系化した本書は、DX時代の経営者・事業開発者必読の一冊として高い評価を受けています。ご執筆から2年以上が経過した現在も、多くのビジネスパーソンにとって必携の書であり続けています。
学生時代からの起業経験に裏打ちされた片山氏の挑戦者精神は、大企業の枠組みの中でもその輝きを失うことはありません。既成の枠にとらわれない柔軟な発想で、新たなビジネスモデルの創出に果敢にチャレンジし続けるその真摯な姿勢は、後進の者たちに大きな刺激と学びを与えてくれます。日本におけるデジタルトランスフォーメーションの真の推進力となるのは、片山氏のような先駆者の存在に他なりません。
情熱とバイタリティに溢れる片山氏の取り組みは、日本の産業の未来を切り拓く一助となるでしょう。デジタルの力で新たなイノベーションを創出し、社会や産業の課題解決に挑み続ける片山氏。CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち編集部は、そのチャレンジ精神と実践力に心からの敬意を表すると共に、これからの更なるご活躍を心より応援しております。
