株式会社DeepValley(本社:東京都新宿区 代表取締役 深谷玲人)は9月27日(木)、IDATEN Ventures合同会社(本社:東京都港区 代表パートナー 足立健太)を引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。
モノ作りマネジメントSaaS【AYATORI】を発表し、繊維・アパレル産業のデジタルトランスフォーメーションを目指す
今回の資金調達によって繊維・アパレル産業向けのモノ作りマネジメントSaaS(サービスとしてのソフトウェア)『AYATORI』の開発体制の強化をしていくということだ。
さらに社外取締役として、IDATEN Venturesから足立氏を迎え入れ、ガバナンスおよび戦略面も強化し、多くのアパレル企業がよりクリエイティブな制作活動に専念できる世界を目指すとしている。
DeepValleyについて
DeepValleyはアパレル業界に特化したIT戦略構築や導入支援、ファッションテックブランドの開発や運用サポートを行い、産業のIT化を目指すファッションテックカンパニー。
アパレルのモノ作りはアナログ運用されている部分が多い上、感性や感覚的な部分があり、職人気質な人も多いことから、金融系や不動産、飲食業界等に比べ、テクノロジーの進化が大きく遅れている。
アナログが故に非効率で、製造トラブルが非常に多く、需要予測も難しい状態だ。
課題は多いものの、我々はシンプルに『顧客の購買意欲を掻き立てるような付加価値の高い製品を作り出すことのできる環境が存在しない』ことこそが『アパレル業界最大の課題』と考え、『モノ作りをスマートに』することができればこの課題は解決できるという理念のもと、繊維・アパレル産業向けモノ作りマネジメントSaaS『AYATORI』を開発したということだ。
AYATORIを通じて、アパレル業界の心臓とも言えるモノ作りのデジタルトランスフォーメーション(デジタルへの変革)を実現していくとのこと。
AYATORIについて
『AYATORI』はアパレル業界をアップグレードし『モノ作りをスマートに』という理念で開発している。
ブランド・OEMメーカー・各種工場・資材業者などの「川上から川下までの生産過程をデジタルで一気通貫管理すること」を可能にし、多発するヒューマンエラーを予防する。
さらに、モノ作りの根源からデジタル化するため生産過程が可視化され、さまざまな業務の効率化が可能。
これにより、アパレル企業はよりクリエイティブな活動や戦略的な活動にフォーカスすることが可能となる。
モノ作りマネジメントSaaS【AYATORI】
https://www.deepvalley.co.jp/ayatori
AYATORIにおいて、製品毎にプロダクトスペースと呼ばれる共有スペースを使用し、そのスペースに紐づく『タスク管理』『ファイル共有』『コメント』を活用しながら、『製品仕様書』を完成させていく。
※工程毎に任意の複数名をプロダクトスペースへ招待し、コミュニケーションをとることが可能。
※コミュニケーション内容や製品情報を一元管理し生産工程をデジタル化することで、トラブルの察知や煩雑な工程管理のマネジメント問題を可視化し解消する。
プロダクトスペースで完成した製品データはAPI連携で各種システムへのエクスポートや製品台帳などの帳票としての出力が可能。(※順次開発予定)
AYATORIは開発、テスト運用および商標等出願中。
現在は事前登録を受け付けており、β版として2019年1月リリース予定
(事前登録はコチラ: https://www.deepvalley.co.jp/ayatori )
調達資金の使途について
今回調達した資金を活用し、モノ作りマネジメントSaaS『AYATORI』の開発体制を強化、より多くのアパレル企業にAYATORIを利用される環境を構築していくということだ。
会社概要
会社名:株式会社DeepValley(ディープバレー)
代表取締役: 深谷玲人(フカヤ レイト)
設立日:2018年5月
資本金:30,496,000円(資本準備金含む)
事業内容:
・モノ作りマネジメントSaaS「AYATORI」の開発・販売
・ファッション産業IT化活動/IT戦略構築/IT導入支援
・ファッションテックブランド開発/運用サポート
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