ショップジャパンは10月19日(金)、今年の年末に向けて『手作りおせち』に関する調査を実施し、結果を公開した。
調査結果(リリースより抜粋)
※ショップジャパン「プレッシャーキングプロ」調べ
今回の調査の結果、おせちの手作り意向がある人が44.1%であったのに対し、今年おせちの手作り予定がある人は24.6%にとどまる結果となり、手作り意向はあるものの、実際におせちを手作りできない人が多くいることがわかりました。その理由として、慣れていないおせちの「手間」が高いハードルとなっているようです。また年末の忙しい時期に手作りすることができると思うおせちレシピについて尋ねたところ、「手間なく簡単」、「短時間で効率的に、複数メニューが完成」するおせちメニューと回答する人が多く、手間がかかるおせちの効率化に対する期待が伺える結果となりました。
手作りおせちの実態調査
■手作りおせち派は、幼少期の半分以下の割合に減少。一方で購入派は増加傾向に。
これまで食べてきたおせち料理について、幼少期と直近(ここ2~3年)の実態について調査しました。回答者の幼少期には、約半数となる50.4%が「手作りおせち」を食べていたものの、直近では、全体の20.4%にまで半減。手作りおせち派は減少トレンドしていることが伺えます。その一方で「購入おせち」と、そもそも「おせち料理を食べていない」人は、直近では増加している結果となりました。
■おせちの手作りデビューは平均29才!「結婚」や「子ども」などライフスタイル変化が手作りのきっかけに
おせちの手作り経験の有無について調べたところ、「ない(61.0%)」が最も多い結果となりました。
その一方で、自分自身がメインとなっておせちを手作りしたことがある人は全体の20.5%にとどまり、初めておせちを手作りした平均年齢は29才でした。
さらに、手作り経験を属性別で見ると、「既婚/子ども有」の人が最も経験有りの割合が高く、初めておせちを手作りしたきっかけは、「結婚(59.5%)」や「子ども(25.3%)」と回答。
ライフスタイルの変化をきっかけに手作りおせちにチャレンジしていることが伺えます。
おせちの手作り意向とハードル
■おせちの手作り意向44.1%、今年おせちを手作りする予定がある人は24.6%と、意向とギャップも。
全体の44.1%の人が、自分でおせちを手作りしたいと回答している一方で、今年おせちを作る予定がある人は24.6%となりました。おせちの手作り意向はあるものの、実際には手作りすることが出来ない実態があるようです。
■96.6%が手作りおせちにハードルを感じている!年末は、手作りおせちよりも、大掃除のほうが優先
手作りおせちのハードルについて調査したところ、「全くハードルに感じない」人は全体の3.4%のみで、96.6%が手作りおせちにハードルを感じているということが明らかになりました。具体的なハードルとして最も多い回答は、「手間がかかる(73.4%)」、次いで「おせち用の材料をそろえるのが大変(51.6%)」、そして「普段作り慣れないレシピが多いので億劫に感じる(42.0%)」という結果に。年に1度の大仕事となるおせち仕事は、手間がかかる上に、準備や調理手順など普段慣れ親しむことが少ないことが、ハードルに感じてしまうことに拍車をかけているのかもしれません。
さらに年末の優先事項として、大掃除と手作りおせち、どちらの優先度が高いか調べた
ところ、83.4%が大掃除を優先したいと回答。
多忙な年末シーズンに、手作りおせちを優先する人は少ないようです。
■定番おせち「黒豆煮」は、難しいと思う一方で、チャレンジして作ってみたいメニュー
定番おせちメニューの中で、手作りだと失敗しやすい/難しいと思うメニューについて調査したところ、「第1位/伊達巻き(47.0%)」、「第2位 /黒豆煮(41.1%)」そして「第3位/昆布巻き(38.4%)」となりました。
その一方で、チャレンジして作ってみたいと思うレシピは「第1位/ロースト ビーフ(25.5%)」、「第2位/栗きんとん(21.4%)」、「第3位/ 黒豆煮(15.4%)」という結果に。手作りだと難しいと思われている「黒豆煮」ですが、一方でチャレンジして作ってみたいメニューの一つのようです。
現代における「手作りおせち」のキーワードとは
■手作りおせちを通して「季節感」や「お正月感」を実感したい人が58.3%
おせちを手作りしたいと思えるモチベーションについて調査しました。最も多い回答は「おせちを作ることで季節感やお正月感を実感したい(58.3%)」となり、年に一度のシーズンイベントとしてのお正月を満喫するためにおせちを手作りしたいと考える人が多いようです。
■76.3%が、少なくとも1品以上はおせち料理を手作りしたいと回答
おせちを手作りするとなった場合、どのような「おせち」を作りたいか理想と現実について調査しました。理想としては、「全て手作り(34.3%)」と「できる範囲で手作り(36.4%)」の回答が多く、おせちを手作りすることへの意欲がうかがえる結果となりました。また「最低1品だけでもおせち料理(5.6%)」まで含めると、理想として1品以上はおせち料理を作りたいと思っている人は76.3%となりました。しかし現実には、1品以上おせち料理を作りたいと思っている人は54.9%にとどまる結果に。そして45.1%は、おせち料理ではないものの、好きなおかずをお正月らしく盛り付けているという結果になりました。
■年末の忙しい時期でも、「手間なく」、「時短で効率よく」できるおせちなら手作りしたい
どんなおせちレシピだったら、年末の忙しい時期でも手作りできると思えるか調べたところ、最も多い回答は「手間なく簡単にできる(39.0%)」となり、次いで「短時間で、効率的に、複数メニューが完成する(25.0%)」いう結果となりました。忙しい年末に、手間がかかる手作りおせちの効率化に期待する声が多いようです。
※ショップジャパン「プレッシャーキングプロ」調べ
≪調査概要≫
調査名:手作りおせちに関する調査
調査主体:ショップジャパン「プレッシャーキングプロ」(株式会社オークローンマーケティング)
調査対象:全国30~49歳女性 800名
実施期間:2018年10月
調査方法:インターネット調査
(リリースより抜粋)
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