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釣りのIoT「スマートルアー」がSapporo Founders Fundから資金調達

株式会社スマートルアー(代表取締役・岡村雄樹)は5月31日(木)、投資家からの初の資金調達を行ったことを発表した。

同社によると、資金調達はJ-KISS型新株予約権によるもので、引受先はSapporo Founders Fund(業務執行組合員・村田利文)と国内の個人投資家1人とのことだ。

スマートルアーは今年3月には、「北洋銀行ドリーム基金助成金」、北海道銀行「中小企業技術活性化助成金」各100万円の助成金を獲得している。

会社設立の背景とミッション

スマートルアー社は、代表の岡村が冬の札幌で「4か月間、1匹も魚が釣れない」という悲しい釣り体験をしたことをきっかけに、2017年3月に設立したスタートアップ。

釣りの中でも特にゲーム性が高いルアー釣り分野で、”自分で考えて釣る楽しさ”をサポートすることがミッションだ。

センサー内蔵ルアーやスマートフォンアプリを使って”魚が暮らしている環境”を可視化。水中環境と釣果のデータを組み合わせて分析することで、釣り人の作戦づくりを支援する(2017年10月、特許出願済み)。

解決する課題

これまで、水中環境をセンシングする機材は科学的な研究など、ごく限られた領域でしか使われていなかった。通常のセンサーは空気中での使用を前提としているため、防水性を確保しつつ感知性能を確保することが難しい、水中では電波がほとんど届かないためセンシングデータの取り出しが困難、という問題がある。

また、既存の釣り人向けアプリは釣り人にとっては最大の秘密である「釣れた場所」の共有をコアな機能としており、使いづらいという課題もある。

今後の展望

釣りは、先進諸国だけで7兆円の市場規模があり、1億人が楽しんでいるレジャーですが古くから勘と経験が頼りで、”考えて釣る楽しさ”をサポートする仕組みが不足している。

同社は、今回調達した資金でこれらの課題を解決する低コスト・超小型のセンサーモジュールや、連動するスマートフォンアプリを開発し、国内のみならず、グローバルなサービス展開を目指すとしている。

投資家コメント

私共はこのたび北海道の野心あふれる、将来性豊かな起業家および企業の1つとしてスマートルアーに投資いたしました。

スマートルアーの製品とサービスは大変ユニークであると同時に、世界中の釣り人たちを喜ばせる潜在力があります。

投資家として、スマートルアーの成長を支援してまいります。ー Sapporo Founders Fund 業務執行組合員 村田利文 氏

会社概要

法人名  株式会社スマートルアー

代表取締役  岡村雄樹

所在地  北海道札幌市中央区宮ヶ丘3丁目3番1号

事業内容
 ・IoTを活用した釣り人むけ情報流通市場の創設
 ・釣り人向けデバイスの開発、設計
 ・釣り人向けメディアの運営

設立  2017年3月30日

会社サイト  https://smartlure.co/

オウンドメディア「スマルア技研」  https://labs.smartlure.co/

プロダクトの動画プロトタイプ(音声あり)

A)キャストログ=ルアーの軌跡、ルアーのアクション、キャストした地点などを自動で記録

A)キャストログ=ルアーの軌跡、ルアーのアクション、キャストした地点などを自動で記録

B)エリア情報=エリアごとの水質や気象条件をまとめて提示、”釣れそうなエリア”を予測

B)エリア情報=エリアごとの水質や気象条件をまとめて提示、”釣れそうなエリア”を予測

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