中小企業向けに経営改善、業務改善、新規事業立案を多数手がけてきた、株式会社Arinos(所在地:東京都千代田区/代表取締役社長:古家由也)は9月5日(水)、事業承継を一緒に汗をかきながらサポートする「ネクジェネ」を2018年9月10日より提供開始することを発表した。
新しい世代を育て思いを引き継ぐ
本サービス「ネクジェネ」とは「次の世代」を意味する「Next Generation」を略語にした造語となっており、「経営者の思いを次の世代に引き継ぐ」という意味が込められている。
リリースの背景 / 解決する課題
Arinos社は、創業当初より大企業・中小企業向けに経営改善・業務改善のコンサルティングを行ってきた。
戦略立案・計画作成のみならず、現場に入り込み一緒に手を動かす「ハンズオン支援」を特徴としている。
コンサルティングを行う中で、
- 事業の魅力付けが出来ておらず、後継者候補が集まらない。
- 興味をもってくれた後継者候補のスキルが、求める条件にマッチしない。
という悩みを持つ企業が多いという事実に気づき、その悩みを解決するために、サービスリリースに至ったということだ。
「ネクジェネ」は、事業の魅力付けの課題に対しては「事業モデルの転換」「新規事業の企画」、後継者候補のスキルの課題に対しては「教育プログラム」「ベンチャーマッチング」といったアプローチで 解決を図っていく。
「ネクジェネ」が提供する内容
サービスの提供内容としては、
- 中小企業・後継者候補のマッチング
- 後継者の母集団形成
- 後継者の教育プログラムの運営
- 既存事業の承継支援
- 新規事業の立ち上げ支援
を行っている。
中小企業が抱える事業承継の問題全てが解決出来るということだ。
事例:お茶農家の事業承継
お茶農家は生産した茶葉のほとんどを卸売業者に売ることが多く、年々その卸値の相場が下がり、生計が苦しくなっている。
しかしながら、販路開拓・新商品開発を出来る農家(実施出来る人材がいない)がいないという状態。
同社は「ネクジェネ」のリリースに先あたって上述した課題を解決すべく、静岡県富士宮市のお茶農家に対して、
- 経営状況の確認
- 事業計画書の作成
- クラウドファンディングによる資金調達の支援
を実施した。
現在、テストマーケティングの実施と今後の本格的な事業展開に向けての計画作成を行っている。
※今後、様々なお茶農家で同様の取組を行っていく予定。
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