バーチャルプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:加藤直人)は9月12日(水)、シリーズBラウンドとして、XTech1号投資事業有限責任組合、グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合、KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資による総額約4億円の資金調達を実施し、また資金調達にあわせ社外取締役として手嶋浩己氏を選任し、同氏が就任したことを発表した。
社外取締役として前ユナイテッド取締役、手嶋浩己氏が新たに就任
クラスター社は、誰もがバーチャル上でイベントやライブ、カンファレンスを開催できるVRアプリ「cluster」を展開している。
同時に最大5,000人と接続が可能で、バーチャルな空間でしか味わえない体験を提供することを特長としており、有料チケット制イベントなども開催している。
同社はこれまで、様々な「集まる」シチュエーションやバーチャルタレントと「会える」イベント、音楽ライブなど、新たなエンタメ体験をあらゆる角度から模索してきたが、今回の資金調達により、さらなる事業拡大に向けプロダクト開発や人材採用強化を図っていくということだ。
また、経営体制の強化を目的に、ユナイテッド株式会社取締役や株式会社メルカリ社外取締役などを務めた手嶋氏を社外取締役として迎えている。
上場企業におけるグループ経営や新規事業立ち上げなど豊富な経験と知見を有する手嶋氏に助言や提言をもらうことで、更にビジネスを加速させ3年で1,000億円を超える規模の経済圏インフラを目指していくということだ。
今後も“ひきこもりを加速させるクラスター”は、バーチャル上でのエンタメ体験を通し、新たな価値を提供することでVRの歴史を圧倒的に加速させていくとのことだ。
新社外取締役 手嶋 浩己(てしま ひろき)氏
1976年生まれ、一橋大卒。1999年、株式会社博報堂に入社し、6年間勤務。2006年、株式会社インタースパイア取締役に就任、2度の経営統合を行い、2012年末、ユナイテッド株式会社取締役に。2013年から2017年まで、投資先の株式会社メルカリ社外取締役。2018年6月にユナイテッド株式会社取締役退任。XTech Ventures株式会社共同創業者兼ジェネラルパートナー(現任)、株式会社Gunosy社外取締役就任(現任)、ワンダープラネット株式会社社外取締役(現任)。
クラスター代表取締役 加藤直人氏コメント
「来ると信じ描いていた未来が手の届くところまで訪れ、打っていた布石のひとつひとつが具体性を持ってワークし始めました。アクセルを踏むべきまさに今このタイミングで、心強い後援がついたのは幸甚の至りです。バーチャルエンタメは、間違いなく日本発の一大産業となります。今回の資金調達は、この火種が燃え上がるのをさらに加速させるためのものです。短期的な小粒の戦いには興味がありません。今後数十年、数百年にわたり人類に影響を及ぼすバーチャル経済圏のインフラ構築に向けて、さらなる大きな挑戦を続けていきます。」
クラスター新社外取締役 手嶋浩己氏コメント
「先日の「輝夜月VRライブ」では、数年前から加藤CEOの頭の中だけにあった「VR・バーチャルタレント事業の大正解」を世界に見せつけました。私の役割は、この世界最先端企業を圧倒的に競争優位な状況に最短で行き着くあらゆる支援の実行です。クラスターはこれまで独創的なビジョンと高い技術開発力がコアな会社でしたが、ここから事業開発力、アライアンス力、組織力、資金力なども融合した会社に脱皮していきます。次のユニコーンにクラスターを、と本気で打ち手を考えていますので、クラスターの世界での活躍をご期待ください。」
クラスター株式会社とは
バーチャルキャラクターになってVR空間で人が集まることができるバーチャルイベントサービス「cluster」の企画開発から運営まで行っている。
「cluster」では音楽ライブやミーティングなどの様々な「集まるシチュエーション」やバーチャルタレントと「会える」イベントなど、新たなエンタメ体験をあらゆる角度から模索し提供している。
8月31日には初の試みとなる、バーチャルYouTuber輝夜月さんの史上初バーチャルライブ「輝夜 月 LIVE@Zepp VR」を開催した。
現在「cluster」で対応可能な機種は、VRデバイス(Oculus Rift /HTC VIVE/HTC VIVE Pro)とPC(Mac/Windows)。
会社概要
社名 :クラスター株式会社
所在地 :〒141-0022 東京都品川区東五反田5-28-9 五反田第三花谷ビル 8F
代表者 :代表取締役 加藤直人
設立 :2015年7月
業務内容 :VRデバイス向けアプリ「cluster」の企画・開発・運営
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