地方を含む日本全国の中小・ベンチャー企業の成長支援をデジタルマーケティング、テクノロジー、HRの領域で展開するソウルドアウト株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:荻原猛)は2019年1月11日(金)、クラウドファンディングを活用して、地方、中小・ベンチャー企業の新規事業支援を展開することを目的とした子会社「KASOKU(カソク)株式会社」(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北垣栄一)を2019年1月中(予定)に設立することを発表した。
新規事業支援の新会社「KASOKU」を設立
「日本全国の挑戦企業の、新規事業の成功確率を高める」
同社は、日本全国には世の中ではあまり知られていないけれども魅力的な商品やサービスがまだまだ多く潜んでいると考えているとのことだ。
例えば、地方の特産物の特徴や、長年磨きぬかれた技術などの、潜在能力を新商品や新規事業として活かすことで、さらなる発展を遂げている企業がある。
そこで同社は、日本全国の地方、中小・ベンチャー企業に、新商品や新規事業によって、さらなる発展を遂げるための支援をしたいと考えた。
事実、過去10年で新規事業に取り組んだという企業は中小企業全体の43%を占める(※1)。
一方、新規事業や新商品は簡単に成功するものではない。
中小企業庁の調査では、中小企業が新規事業を撤退する大きな理由が2つあり、「期待したほどの市場性・成長性がない」(50.6%)、「販路開拓が困難」(42.1%)となっている(※2)。
この2点はともにマーケティングにおける需要把握の問題である。
ソウルドアウトグループでは、この問題はクラウドファンディング(※3)が解決の一助になると考えた。
クラウドファンディングは資金調達をするイメージが強くあるかもしれない。
しかし新規事業や新商品開発を行う人たちの視点からみると、クラウドファンディングは商品を製造する前に世の中にアイデアを問うことができるテストマーケティングの場でもある。
商品やユーザーへの想いを語り、事前に顧客予備軍と接点が持て、周囲の人たちが拡散してくれることでPRとしても活用することが可能なツールである。
顧客と共創することで自社の商品やサービスのインフルエンサーとなってくれる効果も考えられる。
そこでKASOKUでは、このクラウドファンディングを活用することで、新規事業や新商品の取り組みのリスクを軽減し、成功確率を高めることができると考えているとのことだ。
「わたしたちの考えるテストマーケティングの重要性」
従来の新規事業では、費用をかけてユーザー調査を行ったうえで、商品をつくってから売るということが当たり前であった。
調査ではユーザーはその商品を買いたいと答えて、実際に売り出してみるとなかなか売れないということが多くあったという。
しかしクラウドファンディングの登場により、つくる前に一度市場にオープンにアイデアを投げかけ、本当に買うというアクションが集まればつくるという「売ってからつくる」ということが可能になった。
新商品開発のリスクを大きく軽減することが可能になった。
(クラウドファンディング市場について)
矢野経済研究所の調べによると、2017年度の国内クラウドファンディング市場規模は新規プロジェクト支援ベースで前年度比127.5%増の1,700億円となっている。
2018年度の国内クラウドファンディング市場は新規プロジェクト支援額ベースで、前年度比20.3%増の2,044億円の見込みが予想されている(※4)。
世界銀行のレポートでは、2025年までに世界のクラウドファンディング市場は900億ドル(約10兆円)から960億ドル(約11兆円)になると試算されている(※5
「新規事業の入口から出口までを伴走」
新規事業の成功のためには、一過性の成果ではなく、継続的に成長を遂げる必要がある。
そのためKASOKUでは、クラウドファンディングを活用したテストマーケティングや資金調達だけではなく、その後の販路開拓までを挑戦者の伴走者としてサポートしていくとのことだ。
環境変化の激しい昨今においては、新たな挑戦の重要性、必要性はより高まっているといえる。
新しい挑戦をしている経営者や担当者の方、新しい挑戦に伴走している金融機関や士業、広告会社などパートナーの方と力を合わせ、ミッションの実現に向き合っていくということだ。
なお、中長期的に同社の業績に大きく寄与するものと考えているが、現時点において同社の当期業績に与える影響は軽微であると見込んでいるとのことだ。
社名の由来
ソウルドアウトグループは地方、中小・ベンチャー企業のアクセラレーターを志している。
アクセラレーターとは事業を成長させるための支援を行う組織のことで、日本語に訳すと「加速(KASOKU)装置」となる。
同社は、日本全国の中小・ベンチャー企業の新規事業の成長を「加速」する役割を果たす存在でありたいという意味が込められているのだ。
「KASOKU」ロゴの由来
「右肩上がりの矢印」これは、新規事業の成功により企業の持続的成長を果たすということを示します。矢印が一度下がっているのは、新規事業には投資が必要で、その投資で一度成長が下がるかもしれない、その覚悟が必要、しかし、その投資をバネにして、次の成長が生まれるということを表現している。
※1
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/soukenrepo_14_07_28.pdf
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/h29_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf
※2
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H25/PDF/0CHakusyo_part2_chap1_web.pdf
※3 クラウドファンディングについて
ある目的や志などの実現のために、不特定多数の人から資金を集める行為、またそのためのネットサービスのこと。大衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。性能や価格だけではなく、新しい挑戦や、ユーザー・商品・技術・社会についての想い、志を語り、それに共感した人々から資金を集められる仕組み。
※参照URL:http://ur2.link/Pa9T
※4 https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2036
※5 http://www.infodev.org/infodev-files/wb_crowdfundingreport-v12.pdf
【KASOKU株式会社】について
会社概要
会社名:KASOKU株式会社
代表者名:北垣 栄一
資本金:100,000,000円
設立:2019年1月中(予定)
事業内容:地方・中小・ベンチャー企業の新規事業支援
株主:ソウルドアウト株式会社(100%出資)
事業概要
「地方・中小・ベンチャー企業の新規事業支援」
地方、中小・ベンチャー企業の新規事業で成長したいというニーズを、クラウドファンディングを活用して解決する。
マーケティングの介在価値があるクラウドファンディングの仕組みを活用し、新規事業の入口から出口まで、新規事業の成功確率を高めるためのサービスを提供する。
経営理念
ミッション:新しい挑戦で溢れかえる、日本を創る。
ビジョン:日本活性興場。
事業コンセプト
日本全国の挑戦企業の、新規事業の成功確率を高める
代表者
北垣 栄一
1967年生まれ。大阪大学卒業後、公認会計士。監査法人に入社し、約18年勤務。その間に6社のIPOを経験。2007年から5年半はパートナーとして従事。その後、香川県の創薬ベンチャーの株式会社メドレックスに転身し、2017年3月から取締役CFOとして従事。地方の中小・ベンチャー企業の支援への強い情熱から、2019年1月ソウルドアウトグループへ参画。
取締役
大和田 要
1982年生まれ。中央大学大学院戦略経営研究科修了。経営修士(マーケティング専攻)。2008年株式会社オプトに新卒入社。2010年、創業メンバーの一人としてソウルドアウト株式会社に参画。複数の地方営業所で活躍し、後に営業部長。その後、新規事業開発担当。2014年下期社長賞受賞。
荻原 猛
1973年生まれ。中央大学大学院戦略経営研究科修了。経営修士(マーケティング専攻)大学卒業後、起業。2000年6月に株式会社オプトに入社。2006年4月に広告部門の執行役員に就任。2009年に当社を設立し、代表取締役社長に就任。著書に『ネットビジネス・ケースブック』(2017年 同文舘出版 田中洋共著)がある。本事業の発案者。
ソウルドアウトとは
ソウルドアウトグループは、地方を含む日本全国の中小・ベンチャー企業の成長支援をデジタルマーケティング、テクノロジー、HRの領域で展開している。
全国21営業所を中心に、対面営業を重視する地域密着型で、地方中小企業の言葉にならない課題やその独自性を理解し、それぞれにマッチしたソリューションを提供。
Webを活用した事業のスタートアップからWebを活用する既存事業のアクセラレートまで、顧客の成長ステージに合わせた提案によって顧客企業の潜在能力を引き出し、それぞれの企業が自律自走できるまで寄り添いサポートする。
会社概要
会社名:ソウルドアウト株式会社
本社:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-4龍名館本店ビル 4階・6階
代表者:代表取締役社長 荻原猛
ホームページ:https://www.sold-out.co.jp/
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