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メディアインキュベートが提供するメディアづくり
メディアインキュベートは、メディアを通して人々を幸せにすることを目指している企業です。メディアインキュベートは、メディア運営を行ってきた経験を活かして「PR・Marketing」の支援も行っています。多くのメディアを支援してきた実績をもとに、お客様の状況に合わせてご提案をさせていただきます。
1. メディアづくりを行う上でのゴールの設定
弊社のメディアディレクターが貴社の課題をヒアリングし、ゴールを設定します。
「content is king」や、「Think Like a Publisher(編集者のように考えよう)」という言葉がありますが、“良いコンテンツを作っていれば後は自然とうまくいく”という訳ではありません。コンテンツは、伝えたい相手に伝えたい情報を伝えて、アクションを起こしてもらうことがゴールになります。アクションを起こしてもらうために、コンテンツを作成するのです。そこで必要になるのが、ゴール設定です。
なぜそのコンテンツを作るのか。コンテンツを作ることで何を達成したいのか、をはっきりさせないとコンテンツが無駄になってしまいます。
例えば「見込み客をつかむため」「市場を調査をするため」「製品を売るため」「新たなビジネスパートナーを見つけるため」「採用のため」などが、ゴールの例としてあげられるでしょう。そのゴールそれぞれに対して、行うべき施策は異なってきます。
Content Marketing Institute(CMI)の調査(Rose & Pulizzi, 2011)でコンテンツマーケティングの目的は、
1.ブランド知名度の向上(61%)
2.顧客獲得(60%)
3.潜在顧客開拓(59%)
と発表しています。
コンテンツを作る目的が消費者の認知を変えることの場合は、見られた数を示すページビュー(PV)やSNSのフォロワー数の増加よりも、SNSにおける「いいね!」の数やポジティブなコメント数が指標になるのではないでしょうか。
またゴールを設定する際にも、インバウンドマーケティングツールを提供するHubSpotが提唱する「SMART」を導入して、目標設定するとよいでしょう。
1.Specific-期日とターゲットを明確にする。
2.Measurable-目標を測れるようにする。
3.Attainable-簡単すぎず、困難すぎない達成可能性のある目標にする。
4.Relevant-事業内容やビジネスの目的と関連のある目標にする。
5.Timely-期日をいれる。
2. メディアづくりを行う上での市場分析
業界や市場動向、競合を分析します。また貴社の強みや弱みまでを分析した上で、コンテンツ設計を行います。
どのマーケティング手法を使うかは、市場を把握していないといけません。
2015年の日本の広告費—媒体別広告費は、インターネット広告が全体を押し上げおり、スマホ市場の成長や動画広告、新しいアドテクノロジーを活用した広告配信の浸透などで、前年に引き続き2桁成長しています。「インターネット広告費」は、1兆1,594億円、前年比110.2%と好調に推移しており、媒体構成比も18.8%で前年より1.7%さらに上昇しています。「マスコミ四媒体広告費(衛星メディア関連も含む)」は、2兆8,699億円となり、同97.6%と4年ぶりに減少となっています。プラスに転じた2012年(2兆8,809億円)と比較しても0.4%の減少ですが、媒体構成比は、46.5%と日本の広告費の約半分を占めています。「プロモーションメディア広告費」も、屋外広告、交通、DM、フリーペーパー、POP、展示・映像などがプラスでしたが、全体では2兆1,417億円、同99.1%と前年をわずかに下回っています。 ※出典:株式会社電通調べ
単純にメディアを作れば自社の問題解決ができるのではなく、自社の問題を明らかにすることも、メディアを作るプロセスでは欠かせません。例えば自社が事業を行う市場規模をご存知でしょうか。市場規模は「特定の市場において活動している企業の売上の総和のこと」とされることが多いのではないでしょうか。
あらゆる統計調査を集約したサイト「調査のチカラ」や、「レポセン」などのサイトを使って、統計データを集めるのも一つの方法かと思います。また「政府の統計窓口」は日本政府が調査したデータを公開しているサイトで、信頼できるサイトの一つです。
3. メディアづくりを行う上でのペルソナ設定
自社の製品やサービスを買ってほしい顧客像(ペルソナ)を設定します。コンテンツやメディアを通して、情報を届けたいターゲットは誰なのかを明確にします。
ペルソナとは、「商品やサービスを届ける最も重要であり象徴的なユーザー像」のことをさします。属性情報、趣味・趣向、価値観、生活パターンなどを設定します。
ペルソナを作るときに設定される項目例としては、下記があげられるでしょう。
・年齢
・性別
・最終学歴
・人間関係
・住んでいる地域
・収入、貯蓄性向
・趣味や興味の対象
・価値観、物の考え方
・仕事(仕事内容、役職)
・恋人・配偶者の有無、家族構成
・今課題と感じていることやチャレンジしたいこと
・インターネット利用状況 利用時間、所持しているデバイス
・生活パターン(起床時間、通勤時間、勤務時間、就寝時間、外食派or自炊派)
この他にも、ブランディング目的の場合は、雑誌、映画、好きなブランド、好きな本など、趣向を明確化することも大切になるでしょうし、BtoBの企業が行う場合は役職や業種も外せない項目でしょう。BtoCであれば年収や可処分所得であるとか家族構成が重要になってくるかもしれません。
ペルソナを作る手順としては、下記のとおりです。
1.ペルソナに関する情報収集を行う
2.集めた情報をまとめて、整理する
3.ペルソナの日常をストーリーにする
ペルソナを作る上で大切なのは、その人物が「どうしてその行動を取るのか?」という動機や理由に注視するとよいでしょう。ペルソナ対象が身近にいれば、思い浮かべやすいかもしれません。
4. メディアづくりを行う上でのコンテンツ設計
顧客が購買に至るプロセスごとに最適なコンテンツを設計します。どのタイミングでどんなコンテンツを発信するかが肝要であり、プランニングいたします。
コンテンツを設計する際には、ペルソナが普段からどんな悩みを持っていて、インターネットで検索する際にはどんなキーワードで検索するのかを想像します。その後にそのペルソナが必要なコンテンツのタイトルを考えて、用意するコンテンツを考えていきます。
読者に求められているコンテンツとしては、「最先端のトレンドやノウハウについてのコンテンツ」「海外の事例、国内の先端事例、他社事例のコンテンツ」「読者の時間やコストを削減できるコンテンツ」などがあげられるでしょう。
それらのコンテンツも目的によって発信する目的によってコンテンツの種類も異なります。SNSを活用して読者とのエンゲージメント(ユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感)を高める場合はトレンドであるとか速報性の高い「ニュース」コンテンツが最適でしょう。またSEO対策を狙う場合はキーワードを意識した「辞書コンテンツ」であるとか、ブランディングを行いたい場合は「業界レポート」「ノウハウレポート」など異なってきます。またリピートを重視した場合は「連載コラム」「小説」など、継続して閲覧しに来る動機づけが必要になります。
また、BtoCの場合は月間・四半期ごとにレジャーやイベント・期末に沿った特集コンテンツも有効でしょう。BtoBの場合は、トレンドの解説記事や企業の事例を取り上げるコンテンツは、企業内部でも検討しやすいコンテンツとして効果を発揮するでしょう。
5. メディアづくりを行う上での運用体制構築
メディアづくりは継続することが前提の施策です。社内でコンテンツを制作するが難しい場合は、メディア経験が豊富な弊社のネットワークをいかして運用チームを組み、体制づくりをサポートします。
大きくは下記のような役割が必要になってくるのではないでしょうか。
・編集長:予算管理、企画の精査、各コンテンツの進行管理。
・編集者:記事のクオリティチェック、校正、編集、ライティング、CMS入稿。
・ライター:企画、取材、撮影、編集、ライティング、CMS入稿。
・デザイナー / フロントエンドエンジニア:デザイン、コーディング。
・バックエンドエンジニア:システム改修、サーバー管理。
・Webディレクター:アクセス解析、改善施策の立案。
メディアインキュベートでは、このすべてを経験した人材が揃っています。一気通貫した経験がメディアづくりを行う上で、スピードを向上させますし、スムーズなやり取りに繋がります。
6. メディアづくりを行う上での効果測定
目的達成はされたのか。状況に応じて施策改善を行い、目標に適した数値目標を設定し、効果を測定します。
メディアのマネタイズ方法としては、7つ挙げられるのではないでしょうか。
1.広告:バナー、テキスト、メルマガ、タイアップ、アフィリエイト、ネイティブアド、など
2.有料課金:ある一定のコンテンツは無料で見せ、限度を超えると課金する「メーター制」や、有料会員のみ見れる会員制度など
3.教育・講演:メディア運営を行う人材を活用して、ライター・編集講座など。専門知識を活かして講演活動。
4.イベント:メディア独自のセミナーを開催して、参加料やスポンサー収入を得る
5.EC・物販:集客力を活かして、メディアのコンセプトに即した商品の販売。
6.データ販売:メディア独自のデータを活用して、リサーチ・レポートなどの販売。
7.マーケティング:メディア運営ノウハウを活用して、集客を支援
マネタイズの施策はさまざまありますが、メディアを作る際にまずはどこを目指すのか、何を目標とするのか。それによってマネタイズを図る手段も変わってきます。すなわち、効果計測を行う手段も変わってくるのです。
ウェブメディア事業の利益は下記の算出式で導き出すことができるでしょう。
(「PVあたり売上」−「PVあたり費用」)×「全体PV」
「PVあたり売上」は、上記マネタイズ手段を駆使して、段階に応じでどこに投資を行ったほうが良いのかを明確にし、投資を行っていきます。
「PVあたり費用」は、記事の制作費用やサイト制作・修正費用の内製化、外注化も関わってくるでしょう。段々と運営ノウハウを自社に貯めていき、取り組むべき点に注力することも大切です。
メディアづくりでお悩みの方はメディアインキュベートまでご連絡ください。段階に応じてサポートさせていただきます。