株式会社アンテリオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:仁司与志矢)は7月26日(木)、全国一般用医薬品(OTC)販売動向調査のデータを基に、「2018年6月度一般用医薬品 薬効別ランキング」を発表した。
夏の汗かぶれや黒ずみ対策の皮膚用薬が好調
1.アニメキャラクターとコラボした目薬ブランドが好調だった6月 「一般医薬品(OTC)市場の販売金額推移」
調査によると、6月のOTC関連薬市場は前年同月比100.8%と堅調だった。
目薬市場では、昨年同月にゲームキャラクターとコラボした商品が非常に好調だったため、その反動が懸念されていたが、今年はアニメキャラクターのコラボ商品や新製品が貢献し、昨年並みの売上を維持している。
2.新製品が好調だった皮膚用薬、高価格帯製品が売れた解熱鎮痛剤 「好調薬効トップ5、不調薬効ワースト5(金額前年同月差)」
皮膚用薬(殺菌消毒剤を除く)は、前年同月比プラス3.7億円だった。
夏のシーズンの汗かぶれや、肌の露出で気になるひじ・ひざの黒ずみの改善といった、今までにない訴求で売り出した新商品が相次いだことなどが好調の要因だ。
解熱鎮痛剤は、もともと高価格帯商品が好調だったことに加え、訪日観光客の需要の後押しがあったことが推測される。
一方、ビタミンB1剤は、上位各社とも低調であった。
水虫治療薬について
水虫治療薬の販売金額は、2001年度の290億円をピークにダウントレンドとなっており、2017年度にはピーク時の半分以下となった。
売れなくなった要因としては、効果の高い市販薬が出たことで、症状のぶり返しが抑えられるようになったことなどが挙げられる。
そんな中でも女性をターゲットにした商品は好調で、その背景には、働く女性が増え、靴を長時間履きつづけ水虫に悩む人が多くなったことが考えられる。
・SDI(全国一般用医薬品パネル調査)
・1960年調査開始
対象業態:OTC医薬品を販売しているドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア
エリア:全国
調査店舗数:3,245店舗
データ収集方法:POSデータのオンライン収集
対象カテゴリー:医薬品、医薬部外品(対象カテゴリーのバーコードが付与されている商品のみ)
調査項目:各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数、販売金額など
株式会社アンテリオ
株式会社アンテリオ(本社:東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 御茶ノ水ソラシティ 13階、設立年月:1994年12月、代表取締役社長:仁司与志矢)は、調査、企画、分析における高度なスキルと豊富な経験・知識をコア・コンピタンスとし、ヘルスケア領域のマーケティングリサーチに精通したトップカンパニー。
インテージグループの一員として健康食品から一般用医薬品、医療用医薬品まで幅広いヘルスケア領域のあらゆる課題に対して最適な意思決定をサポートしている。
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