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フライワイヤー社が1億ドルを調達!グローバル決済市場のさらなる拡大へ

大手企業や教育・医療機関向けに決済の複雑な課題解決を支援するFlywire(フライワイヤー、 https://www.flywire.com/ )は8月1日(水)、ベンチャー資金の提供により新たに1 億ドルを調達したことを発表した。

これはシリーズD ラウンドで、シンガポールを拠点とする投資会社Temasek(テマセク)が主導し、既存の出資元であるベインキャピタル・ベンチャーズとF-プライムキャピタルも参加しているということだ。

フライワイヤー社が1億ドルを調達

フライワイヤー社はこれまで、大手企業や教育・医療機関など1,400 以上の顧客に対し、80 億ドルを超える決済を代行してきた。

世界中に決済ネットワークを構築し、各業界向けに構築したプラットフォームを通じて巨額の越境・国内決済を実施、顧客への請求・支払確認・金額照合に至るまでを一元的に管理できるサービスを提供している。

企業や各種機関はフライワイヤー社を利用することで、企業、国、通貨に応じて最適で利便性の高い、かつ安全な決済が可能になる。

さらに、これによりキャッシュフローを改善し、合理的な経費管理が実現できるようになる。

CEOコメント

フライワイヤー社のCEO のマイク・マサーロ氏は、次のように述べている。

「フライワイヤーは、決済プロセスが抱える複雑で難しい課題を解決できたことで、このような急成長を成し遂げました。越境・国内の高額な決済を開始・処理・照合する際に発生する煩雑さを取り除くことにより、クライアントはビジネス機会と顧客関係構築に投資を向けることができます。フライワイヤーのポテンシャルは非常に高く、テマセクからさらなる投資やアドバイスを受けることで、その能力を十分に活用することができるでしょう」。

フライワイヤー社は、以下のように過去12ヵ月間に国内・国際事業の両面で急速な成長を達成している。

● シンガポール、中国、日本、オーストラリア、アイルランドの各市場へ進出

● アジア太平洋地域:170%以上の成長

● 欧州全域:100%以上の成長

● 医療関連市場:100%以上の成長

●グローバル市場:80%以上の成長

ベインキャピタル・ベンチャーズのマネージング・ディレクター、マット・ハリス氏は次のように述べている。

「フライワイヤーのマイクと彼のチームは、決済や請求管理の分野に巨大な市場機会を発見しました。この分野は、デジタル化により経済的な面からの国境の概念がなくなりつつある中、今後も急速に拡大していくでしょう。フライワイヤーは常に予想以上の実績を上げるだけでなく、グローバルビジネスをさらに大きな規模で展開、成長させる能力を実証してくれました。テマセクの参入により、そうしたビジネス機会への投資最適化が実現し、かつ急成長するアジア太平洋市場に真に有益なサービスが提供されるでしょう」。

フライワイヤー社は、北米、欧州、アジア太平洋の各市場での成長の加速に新たな投資を活用する一方、中南米、中東、アフリカといった新興市場での足がかりを築いていく予定だという。

また、1 兆ドルを超える規模の越境決済・請求管理部門でのシェアを拡大するとともに、先だって欧州・カナダ市場にて買収したOnPlan Holdings(オンプラン・ホールディングス)の国内決済の活用に取り組んでいくとしている。

フライワイヤー社について

フライワイヤー社は、グローバル決済・債権管理ソリューションを提供する企業。

6 大陸にある企業・教育機関・医療と世界中の消費者間において、年間数十億件の決済を代行している。フライワイヤー社は、資金回収および支払計画に役立つ国内請求・支払ソリューションである「OnPlan」を含む包括的な製品シリーズを提供している。

また、多言語による電話、メール、チャットのほか、24 時間使用できるオンライン決済トラッキングサービスなど、エンドツーエンドのカスタマーサポートを提供することで、クライアントをサポートしている。

同社は米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置き、シカゴ、ロンドン、マンチェスター(英国)、バレンシア(スペイン)、上海、シンガポール、東京、クルジュ(ルーマニア)、シドニーに拠点を有している。

出資する主な企業は、ベインキャピタル、F- プライムキャピタル( フィディリティ) 、スパークキャピタルだ。

テマセク社について

1974 年創業のテマセク社は、シンガポールに本社を置くグローバル投資会社。世界中のオフィス網に支えられ、2018 年3 月末現在、3,080 億シンガポールドル(2,350 億米ドル)のポートフォリオを有しており、シンガポールやその他のアジア地域にその存在感を示している。

テマセク社の投資活動は、「経済の変革」、「中間所得層の拡大」、「比較優位性の強化」、「新興の勝者」の4 つの投資テーマおよび長期トレンドによって主導されている。同社の投資戦略は、あらゆるセクターの機会を捉え、その機会に投資することにより良く、よりスマートかつより世界が一つになることの実現をサポートしている。

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