メドメイン株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:飯塚統)は2018年8月17日(金)、 AI特化VCの「DEEPCORE(ディープコア)」と九州特化VC「ドーガン・ベータ」を引受先として、1億円の第三者割当増資により資金調達を実施したことを発表した。
1億円の資金調達を実施
メドメインは医療ITの領域でAIによる病理画像診断ソフト「PidPort」と医学生向けクラウドサービス「Medteria」の2つのサービスを展開している。
シリコンバレーやエストニアで開催されたピッチコンテストでの優勝など、数多くの受賞実績がある。
今回の資金調達の目的と今後の展開
同社によれば、今回調達した資金は、画像診断ソフトのAIアルゴリズムの強化と採用強化のために使用するということだ。
引受先
DEEPCORE TOKYO1号 投資事業有限責任組合(代表:仁木 勝雅 氏)
九州アントレプレナークラブ2号(代表:林 龍平 氏)
AIによる病理画像診断ソフト「PidPort」とは
病理診断とは生検によって患者から採取した細胞組織を顕微鏡で観察するなどして疾患の有無などを判断するもの。
専門的な知識を要する病理医が慢性的に不足傾向にある現状を踏まえ、メドメインは、九州大学医学部と九州大学病院の協力の下「PidPort (ピッドポート)」の開発を行っている。
開発ではスーパーコンピューターを利用し、AIへの高速学習を行なっている。
「PidPort」はAI技術の1つであるディープラーニングと独自の画像処理技術によってスピーディーで高精度な病理診断を実現する。
メドメインは、2年以内に日本をはじめ世界各国の医療機関へ「PidPort」を提供することを目指している。
医学生向けクラウドサービス「Medteria」とは
「Medteria (メドテリア)」は医学生の日々の学習をサポートするクラウドストレージサービス。
大学単位での使用に特化しており、所属・学年を超えた医学生間のノウハウの共有によって、医療全体の質の向上に貢献する。
現在全国の大学医学部へ導入を進めており、将来的に大学間を超えて、医学生ネットワークから医師ネットワークへと発展させていくことを目指している。
チーム紹介
メドメインは、九州大学医学部のメンバーを中心に設立されたスタートアップ。
医療領域に高い専門を持つメンバーと機械学習/ディープラーニング技術を実装していく高いエンジニアリング力を持つメンバーが融合したチームだ。
これからプロダクトをグローバルに展開していくために、より多様で、よりプロフェッショナルなチームへと進化していく。
会社概要
会社名:メドメイン株式会社
代表者:代表取締役 飯塚 統
所在地:福岡県福岡市
設立:2018年1月
ウェブサイト:https://medmain.net
事業:
①AIによる病理画像診断ソフト「PidPort (ピッドポート)」
②医学生向けクラウドサービス「Medteria (メドテリア)」
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