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表情のみからプレゼンテーターに対する印象を80%以上の精度で予測するアルゴリズムを開発

ひとの表情から93%以上の精度で感情を認識し、複数人認識時には共感度を計測するAI、「Emoreader(特許出願中)」を開発する株式会社エモスタ(代表取締役:小川修平/本社:東京都中央区)は11月12日(月)、プレゼンテーターの表情のみを予測因子として、プレゼンテーターに対して聴衆がもつ印象を81%の精度で予測するアルゴリズムを開発したと発表した。

印象を80%以上の精度で予測するアルゴリズムを開発

エモスタではこれまで、営業・接客担当者、面接における面接対象者、教育現場における先生・ファシリテータなど様々な場面でのコミュニケーションの質の定量化とその改善を支援するプログラムの開発を数多くリクエストされていたという。今回これらを実現するにあたって重要な要素である「印象」の評価を行うことに成功したということだ。

今回、開発に用いたのはTED Talkのビデオで、ビデオに紐づいている下記の評価項目をプレゼンテーターの表情から予測している。

  • 「Beautiful(美しい)」
  • 「Courageous(勇気付けられる)」
  • 「Fascinating(魅力的))」
  • 「Funny(面白い)」
  • 「Informative(ためになる)」
  • 「Ingenious(上手い)」
  • 「Inspiring(心動かされる)」
  • 「Persuasive(説得力がある)」

結果、81%の精度での予測を実現したが、既述のとおり話の内容や声のトーン、プレゼンターの属性情報などを用いずに実現している点で非常に画期的だ。

また、プレゼンターに対する印象の多くが話しの内容などではなく表情を通じて伝わっていることも示唆している点でも興味深い結果となっている。

解析例

故スティーブ・ジョブス氏のスタンフォード大学卒業式辞でのスピーチ

https://www.youtube.com/watch?v=XQB3H6I8t_4

解析結果

「Informative(ためになる)」「Inspiring(心動かされる)」が特徴的に高いスコアを示した

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この成果は、解析対象となる「印象」を入れ替えることで、営業、接客担当者、プレゼンテーター、教師、上司、政治家など人からの印象が成果に直結する職種におけるスキル評価、スキル向上支援に用いられることが期待される。

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