料理写真共有アプリ「SnapDish (スナップディッシュ) 」を運営するヴァズ株式会社(本社:東京都練馬区、代表取締役:舟田 善)は11月21日(水)、料理高感度層が集まる「SnapDish」をプラットフォームとして、生活者の特別な体験を生み出すオフミーティングやオンラインのアプリで、生活者のありのままの食卓体験をストーリーとして切り出し、生活者同士のコミュニケーションやコンテンツを通じて追体験を呼び起こす手法を「体験価値増幅マーケティング」として、各種サービスの提供を開始したことを発表した。
第一弾として、マルコメ×シロカ×SnapDish 3社コラボで「時短甘酒煮」を提案
ヴァズ株式会社は、SnapDishを通じて「生活者の毎日の料理体験をより良いものとする」ことをミッションとしている。
良い商品を世に送り出しながらも他との差別化や生活者の実態把握に課題を抱えているメーカーに「生活者の体験」を通じた総合的なマーケティングソリューションを提供することで、メーカーと生活者との距離を縮め、ファン作りやインサイト分析を支援するということだ。
その結果として、生活者の声がメーカーに伝わり商品にフィードバックされる共創の好循環を生み出し、世の中の料理体験をより良くしていくことを目指している。
その取組みの一環として、食品・飲料から家電製品まで幅広い商品を対象に、オンラインとオフラインで複合的に連動可能な以下の「体験価値増幅マーケティング」サービスを提供するという。
1.商品の長所をみんなで体験して、語り合い、確かめ合う「発見型体験イベント」
2.商品体験をアプリ上で共有、好感を確かめ合う「食卓体験投稿プラットフォーム」
3.商品を長期的に体験し、長所を徹底的に体験しつくす「体験継続プログラム」
4.生活者の商品体験からありのままの食卓像が導き出される「生活者インサイト分析」
5.体験を動画でリッチコンテンツ化し、発信・ストックする「体験映像化」
6.生活者起点のファクトを世の中に広く発信する「プレスリリースコラボレーション」
上記ソリューション提供事例の第一弾として、マルコメ株式会社、シロカ株式会社、ヴァズ株式会社の3社コラボレーションで、「糀甘酒」と「電気圧力鍋」を用いたオフミーティング「時短・簡単・甘酒煮サロン」の開催、および「試してみよう!甘酒煮」投稿キャンペーンを実施し、忙しい家庭に「時短調理でも手抜き感なく、ちゃんとした美味しい食卓」というライフスタイル提案を行うということだ。
「時短・簡単・甘酒煮サロン」で湧き上がった参加者の声や美味しさを感じる様子は、動画コンテンツ化し、生活者の困りごとを解決するライフスタイル提案として様々なメディアで発信していくとのことだ。
「試してみよう!甘酒煮」投稿キャンペーンでは、「時短・簡単・甘酒煮サロン」で起こった体験をアプリ利用者へ拡大。体験投稿でのコミュニケーション創出により生活者のストーリーを浮き上がらせ、アプリでのコミュニケーションを通じた生活者同士の共感により体験価値を増幅し、「甘酒煮」の食卓定着を狙っている。
上記の施策でストックした生活者の食卓ストーリーや生活者同士のコミュニケーション、アンケートデータをもとに、生活者から「甘酒煮」という調理方法や商品自体のどのような点が支持されているのか、どのような使われ方が反響を呼んだのか等、定量と定性の両面からインサイト分析を行い、その後のマーケティング施策のベースを導出する。
最終的には「甘酒煮」を生活に取り入れることで、「いかに体験者の生活が豊かになったか」の検証を行い、料理にかかる手間や時間を省きながらも美味しい料理という食体験を発信し、生活をより豊かにするライフスタイルとして世の中に提案していくとのことだ。
背景とSnapDishの考え方
人口減社会に差し掛かった現代日本、価値観の多様化とモノのコモディティ化が進む昨今、商品やサービス自体での「買う理由付け」を作ることが難しく、モノが売れづらくなっている。
また情報通信環境の劇的変化から、膨大な情報の中で生活者が自身に役立つ情報を取捨選択することが難しくなり、同時にメーカーの伝えたいメッセージが生活者にまで到達することも困難を極めている。
「ただなんとなく買って使う」商品体験は生活者にとってもメーカーにとってもすれ違いが生じている状態であり、SnapDishではそんな状況を変えていきたいと考えており、企業努力を重ね商品を通じて生活を良くする提案をしているメーカーのメッセージを、SnapDishで「体験ストーリー」に転換することで、生活者に役立つ情報として伝える支援をしていくということだ。
SnapDishでは、日々の料理に楽しみを見出したい高感度ユーザーが集まっている。
そのためSnapDishは、ユーザーに商品を意識して使ってもらうことで、その長所を発見し共有する、他のユーザーの体験から学んで発見を得るという「体験価値増幅」装置の役割を果たす。この「発見」や「学び」こそが日々の料理の楽しみとなり、モチベーションにつながる好循環を生み出すため、結果として商品の「好き」を作り出し増幅する装置としても機能するということだ。
同社ではこの仕組みをメーカーのマーケティングソリューションに提供することでよりよい料理体験を増やしていきたいと考えているという。
マルコメ株式会社について
創業1854年のマルコメは、味噌をはじめとする発酵食品メーカー。
近年は、味噌の主原料にある米糀からつくる甘酒や、畑のお肉とも称される大豆ミート、グルテンフリーの大豆粉といった商品に注力している。
シロカ株式会社について
シロカは、コーヒーメーカー・オーブントースター・炊飯器といった調理家電や、クリーナー・ヒーターといった生活家電を中心に製造・販売を行う家電メーカー。
「心豊かな暮らしを築く」という想いのもと、本当の価値を考え抜いた本質的なものづくりにより、思わず笑顔がこぼれる時間を創出する。
「SnapDish」/ヴァズ株式会社について
料理写真によるユーザー間のコミュニケーションによって毎日の「食シーン」をサポートするサービスとして、2011年5月より提供開始の無料アプリ。
210万回以上(2018年4月時点) ダウンロードされており、料理専門の写真投稿アプリとしては最大規模となっている。
同社は、「SnapDish」に蓄積された1,900万品を超える料理スナップと家庭料理情報という大量のデータへのディープラーニングを通じ、「美味しそう」を判別するAIカメラの開発などユーザーへの「日々の料理の新しい楽しみ方」を提案するほか、食品ビジネスのマーケティング支援を行っている。
SnapDish: https://snapdish.co/
ヴァズ株式会社:http://vuzz.com/
コメント