株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区 代表取締役兼CEO 五十嵐 幹)は、Web 上のログを追跡して調査を行う「Cross Trace™(クロストレース)」を用いた“オンライン広告PDCA”高精度化サポートサービスの提供を2018 年2 月より開始した。
Web ログとアンケートにより最適なデジタル・マーケティングを実現
近年、インターネットやスマートデバイスの普及によって、消費者の行動は多様化、複雑化しつつあり、その状況に対応するために商品やサービスを提供する企業は、オウンドメディアの運用・改善や、Web 上での広告出稿などを行い、ログデータを解析することでオンライン上における情報提供の精度向上や顧客育成に注力している。
しかし、従来のログデータに基づくアクセス解析では、測定データの日別の推移などによってマーケティング効果の検証はできても、商材への関心度の高まりや購入意思決定要因の解明や深掘りといった質的な情報把握は困難だ。
また、改善施策のための仮説構築が難しいという課題もある。
その課題に対し、同社が保有する業界最大規模のパネル属性データと、Web 上のアクセスログデータ、アンケートデータを紐づけて分析する「Cross Trace™」を使用した、企業のオンライン広告PDCAサイクルの高速化・高精度化をサポートするサービスの提供が新たに開始された。
これにより、Web 上で商品・サービスの購入や問い合わせにつながった理由、Web 広告によるブランドリフト効果などを検証・改善施策の実施が可能になるということだ。
本サービスでは、Web 上におけるユーザーデータの活用により実態に即した分析を実施。さらに、アンケートデータと組み合わせることで、測定指標に対する具体的な改善施策の立案、および、オンライン上での顧客の購買行動を可視化することにより、全体像の把握が可能になる。
また、同社のグループ会社である株式会社ディーアンドエムとの連携により、認知向上から顧客育成まで、一貫したサポートの提供が可能になり、最適なデジタル・マーケティングを実現している。
クロス・マーケティング社は、今後もさまざまな手法を取り入れながら、マーケティングパートナーとして、ニーズに適したマーケティングリサーチ、マーケティングソリューションを提供していくとしている。
「Cross Trace™」を使用したWeb ログ追跡リサーチサービスの概要
【1)Web ターゲットプロファイリング】
Web サイトやWeb 広告にアクセスしている人は誰か(デモグラフィック、ニーズなど)、どんな行動特性か(特定広告の接触回数、滞在時間、流入元など)を明らかにする。
これにより、デジタル領域において、より精度の高いカスタマージャーニーマップ作成などが可能になる。
【2)Web 効果測定】
Web サイトやWeb 広告におけるブランドリフト効果の検証を実施。例えば、動画広告の視聴秒数や、広告への接触回数などによる、ブランドの好意度や推奨意向への影響度を明らかにする。
この知見を溜めていくことで、コミュニケーション・コンセプトの開発やストーリー作成に効果的だ。
【3)Web UI・UX 評価】
Web サイトやWeb 広告にアクセスしたユーザに対してアンケートを実施し、ユーザービリティや脱落要因を明らかにする。
アクセス解析のみでは深く知ることができないサイトの脱落理由など、カスタマイズ自由なアンケートと組み合わせることで、ビジュアル、メッセージ、サイト構造など、どの部分を改善すれば商品購入や問い合わせなどの確率を高めることができるのか、といった具体的理解の促進を行う。
【4)アンケートプロモーション】
クロス・マーケティング社のグループ会社である株式会社ディーアンドエムと連携することで、アンケートにその後の施策展開につながる付加価値をプラスしたサービスも提供可能。Web サイトへモニターを送客し、アンケートを依頼。サイトの深堀調査、アクセス数のアップだけでなく、アンケートを通じてプロモーションを行ったり、見込み客を特定しダイレクトにアプローチしたりすることも可能になる。
会社概要
商号:株式会社クロス・マーケティング
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2003年4月1日
主な事業:マーケティングリサーチ事業
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