地域経済活性化による地方創生を担う「ビッグデータ+マーケティングの実務スキルを有した人材」の育成を目的として、一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会(略称Dream:Data driven Regional Education Association for Marketing)が、2018年4月2日に設立された。
本協会は、企業と全国主要都市の専門学校を中心とした教育機関が連携し、「データマーケティング人材(=データマーケター)」を育成することにより地域経済発展に貢献していくということだ。
設立の背景
政府が掲げている地方創生の実現のためには、地域経済を活性化させる取り組みを地域で企画、実行できるマーケティング人材が必要だ。
また、地域経済に関わる膨大な量のデータが世の中には存在しているが、こうしたビッグデータを地域の視点で分析し、その結果を地域経済の活性化に活かせていないのが実情である。
これまでのビッグデータに関わる教育は、高度IT人材であるデータサイエンティストの育成にフォーカスされ、大学や大学院での対応が主となっていた。
地域経済活性化のためには、データサイエンティストだけではなく、データを活用してマーケティングを行う実務者「データマーケター」の育成が必要だ。
しかし教育の現場においては、教材として使用できるビッグデータがないことなどから、十分な教育環境を提供できていなかったという。
設立趣旨
ビッグデータマーケティング教育推進協会は、全国の専門学校等と協力体制を構築し、「データマーケティング人材(=データマーケター)」のスキル体系の整備、育成カリキュラム開発、教育の実施を通して、全国各地で活躍できる人材を育てる基盤整備の実現に貢献していき、より実践的な教育を実施するために、教育教材として生きたビッグデータで実習できる仕組みも構築していくとしている。
協会概要
名称 : 一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会
英文表記: Data driven Regional Education Association for Marketing(略称:Dream)
所在地 : 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル4階
役員 : 理事長 山下 泉(元株式会社かんぽ生命保険代表執行役会長)
副理事長 浦山 哲郎(学校法人浦山学園 理事長)
専務理事 米倉 裕之(株式会社True Data 代表取締役社長)
理事 伊藤 久美(4U Lifecare株式会社 代表取締役社長)
理事 柴田 健二(麻生教育サービス株式会社 取締役)
理事・事務局長 米澤 豊(株式会社ビーアライブ 代表取締役)
事業内容: データマーケティング人材育成に関する下記の事業
・スキルマップ構築
・カリキュラム開発、教員育成
・授業実施支援
・意識啓発活動(セミナー、イベント開催)
URL : http://www.jp-dream.or.jp
今後の予定
初年度に、データマーケティング人材のスキルマップ作成と、初級カリキュラムの開発が予定されている。その後、授業実施、検証を行いながら、中級、上級カリキュラムへと発展させていくとしている。
<数値目標>
アカデミック会員 :2018年度 40校、2019年度 60校、2020年度 100校
データマーケター育成:2019年度 600名、2020年度 1,000名、2021年度以降 毎年1,500名
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