「大切なことを大切にできる働き方を、誰でも」をビジョンとし、「無料で使えるMAツール-KAIGAN-の開発」「MA運用代行サービス-クラウド営業部-の提供」を行うタクセル株式会社(東京都品川区、代表取締役:田中亮大)は、シードラウンドにて上場企業4社を含む複数の事業会社を引受先とする、総額約6,000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。
今回の調達の背景と目的
タクセル社は設立当初(2016年9月)よりBtoB向けにインサイドセールス代行事業を実施してきた。
クライアントにはMAツールを導入しているクライアントと、そうでないクライアントがおり、インサイドセールスにおける成果は両者で雲泥の差が生じてしまう。そのため、インサイドセールスの成果を最大化するため、既存MAツールの斡旋や運用代行を実施してきた。
同社によるとその過程で、現在のMA業界には、4つの壁があると体感したという。
1:MAは、オートメーションと言いつつ、最初に誰かがシナリオ(事前設定)を行う必要があるが、シナリオ設定をする人材の不足
2:コンテンツ作成ノウハウ・体制構築ノウハウが不足
3:導入費用が数十万~数百万円、毎月のツール利用料が月額20~30万円以上と高額
4:プロダクトの基本構成が海外製のため、管理画面やシステム設定など複雑で使いづらい
MAという考え方や仕組みは、営業活動を行う全て企業にとって不可欠。そこで1社でも多くの企業にMAツール導入により成果を上げて頂くために、無料で使えるMAツールを開発したということだ。
それに加え、シナリオ設計/コンテンツ作成/システム設定といった運用業務を丸ごと請け負う「クラウド営業部」というサービスも構築。今回の資金調達により、開発体制強化、「KAIGAN 」「 クラウド営業部」普及のマーケティング費用、本社人員強化を実施していくという。
今後の取組とビジョン
本事業は、KAIGAN導入企業への価値提供だけでなく、地方でも働ける新たな職域の拡大を目的としているとのことだ。
クライアント企業の拡大に加え、クラウド営業部の担い手となるクラウドワーカーの補強、教育にも力を注ぎ、各地行政と連携し地方雇用活性化にも努めていくという。
同社は、「大切なことを大切にできる働き方を、誰でも」実現できるように、時間/場所/お金に縛られない新しい職域を創出していくとしている。
下記資本提携株主
株式会社ベクトル(東証1部)
株式会社エボラブルアジア(東証1部)
株式会社オークファン(東証マザーズ)
スターティアラボ株式会社(東証1部グループ)
株式会社ファインドスターグループ(起業家支援会社)
ターゲットメディア株式会社(BtoBマーケティング支援会社)
菅下清廣(国際金融コンサルタント)
各社からのコメント
ベクトル 西江社長より
既存のMA(マーケティングオートメーション)は機能が多すぎて値段も高い。このMAの課題を解決するタクセルのビジネスモデルはマーケットに大きなニーズがある。タクセルのビジネスモデルはマーケットに大きなニーズがある。今後の成長に期待している。
エボラブルアジア 吉村社長より
KAIGANというプロダクト、事業コンセプトだけでなく、田中社長の持つ営業力に魅力を感じた。企業トップが営業して回ることができるのは経営上大きなメリット。
オークファン 武永社長より
「肩肘張らずに、地に足がついている若手経営者」それがタクセルの田中社長の第一印象。BtoB業界での経験実績があるもの頼もしい。同じ山口県出身ということも嬉しかった。全力で応援していきたい。
スターティアグループ/Mtame 金井社長より
当社もバウナウというMAツールを有する会社でありながら今回の出資。まだまだMA市場の拡大が必要なフェーズで外資ベンダーに押されることなく、タクセル社と共に国内市場を圧巻していきたいと考えている。これからの協業が非常に楽しみ。色々仕掛けていきたい。
ファインドスターグループ 内藤会長より
田中社長が起業直後に初めてお会いして、社長.tvやベルフェイス時代の営業の仕組み化のところにすごく感銘を受けました。今回のMA・SFAのKAIGANはまさに田中社長の今までの経験、英知が大きく生かされるビジネスだと確信してます。頑張ってください。
ターゲットメディア 佐竹社長より
弊社もBtoBマーケティング支援会社であり、タクセル社と領域が大きく重なる。共同でのサービス提供などシナジーが大きく、連携してBtoBマーケティング・セールス業界を盛り上げていきたい。
菅下清廣氏より
若さと勢いは魅力的。今回、引受けてくれる先輩経営者をメンターとして成長し、これから起業家とし、大きく羽ばたいて社会を変える会社になって欲しい。
会社概要
タクセル株式会社
東京都品川区西五反田1-11-1-6F
代表取締役 田中 亮大
取締役 宮澤 惇
取締役 五十棲 剛史
取締役 長沼 博之
監査役 中山 宏一
設立:2016年9月
資本金:5,830万円(準備金含)
事業内容:無料で使えるMAツール-KAIGAN-の開発
事業内容:MA運用を丸ごと請負-クラウド営業部-の提供
サービスサイト:http://kai-gan.net/
コーポレートサイト: https://taku-sale.com/
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