農業用の土壌水分センサー、灌水制御装置、ビニールハウスソリューションの開発および販売をおこなう株式会社SenSprout(本社:東京都港区、 代表取締役社長:三根一仁)は9月5日(水)、第三者割当増資を実施し、総額1億4,500万円の資金調達を完了したことを発表した。
最先端のテクノロジーを利用して「農業を儲かる事業」に
今回の資金調達では、合計4社の新規引受先より資金調達が実施されている。
引受先の詳細は以下のとおり。
- Spiral Ventures Japan 有限責任事業組合(Spiral Ventures Japan Fund 1号投資事業有限責任組合)
- GMO VenturePartners株式会社(GMO VenturePartners 4 投資事業有限責任組合)
- 株式会社 ABBALab(ABBALab IoEファンド1号投資事業有限責任組合)
- 三井住友海上キャピタル株式会社(MSIVC2016V投資事業有限責任組合)
また、今回の調達に伴い、Spiral Ventures Japan:立石 美帆氏、ABBALab:小笠原 治氏が同社の社外取締役に就任、スダックス:須田 仁之氏が同社の社外監査役に就任したということだ。
SenSprout社は、2017年4月に土壌センサーおよびソリューションを提供する農業用センサーシステム「SenSprout Pro(センスプラウト プロ)」を発売した。
SenSprout Proは、東京大学発の電子回路を印刷できる技術「プリンテッド・エレクトロニクス」を用いることで、低コストでありながら、土壌水分量、地表面温度を測る土壌センサーと、ゲートウェイ、クラウドサービスがセットになったシステム。
土壌水分解析により、栽培ノウハウをデータ化。
データに基づいた栽培管理をおこなうことで、収量および品質の向上が可能になる。
SenSprout Proは2017年4月の発売以降、センサーの小型化や、通信精度の向上などのバージョンアップを重ねながら、農業法人や農業試験場に導入されている。
今回の資金調達は、SenSprout Proに加え、新たに灌水制御装置や、ファンを含めた環境制御型のスマートビニールハウスの研究開発、販売を目的におこなうものである。
土壌水分センサー、灌水制御装置、スマートビニールハウスといったハードウェア、ウェブやスマートフォンからいつでも閲覧可能なクラウドサービスの両面からソリューションを提供することにより、農業生産コストの低減と生産性の増大を実現させる。
SenSproutは、新規株主の方とともに、最先端のテクノロジーを利用し「農業を儲かる事業」に変革するべく研究開発および販売を進めていくということだ。
会社名 株式会社SenSprout (英文名:SenSprout INC.)
所在地 〒106-0045 港区麻布十番1丁目5-10 アトラスビル8F
設立 2015年1月
代表取締役社長 三根一仁
事業内容 農業用ビニールハウスソリューション、水分センサーの開発、販売
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