株式会社パスチャーは9月19日(水)、スキンケアに関するロングセラー商品について、売れる商品やブランドの秘密をハッシュタグから分析し、結果を公開した。
分析結果(リリースより抜粋)
今年も新たな人気商品やブランドが数多く登場しましたね!
ですが、長い間愛されている人気商品も多く存在します。
そんな愛され続けているロングセラー商品には、きっと人気の理由があるはず!
せっかく生み出した商品は後世まで人気であって欲しいですよね。
そこで人気スキンケアブランドの「NIVEA(ニベア)」を例に、Instagramのハッシュタグを分析し、売れる商品やブランドの秘密を分析しました。
商品を売るための訴求方法が分からない、ブランドを人気にしたい、そのようにお考えの方、必見です!
調査
「#ニベア」が付いている2013年から2018年までの投稿を対象として、そのハッシュタグと同時投稿されたハッシュタグを分析。人気ブランド「ニベア」の人気の理由を調査しました。
●2013年
- ニベア 231件
- nivea 126件
- 青缶 21件
- ハンドクリーム 16件
- 冬 14件
- クリーム 14件
- スキンケア 12件
- 缶 8件
全体的な投稿数がかなり少なく、まだインスタグラムがそこまで普及していないことに驚きますよね!
少ない投稿数の中でも、青缶、ハンドクリーム、冬、保湿などのハッシュタグが上位にきています。
ここから、2013年時点では、「乾燥対策としてニベアのクリームを使う」ということが一般的であったと考えられます。
冬やwinterというハッシュタグからも、特に冬の乾燥対策用として人気があり、売り上げも冬季が高かったのではと分析できるでしょう。
●2014年
- ニベア 1975件
- nivea 980件
- 青缶 334件
- スキンケア 239件
- 保湿 173件
- 三浦大知 113件
- クリーム 108件
- ハンドクリーム 103件
いきなりハッシュタグの数が増加しましたが、青缶の同時投稿数もかなり多くなっているのです。
中でも青缶は2013年21件から2014年334件へと11倍以上に増えています。
ここからニベア=青缶というイメージがインスタグラムのユーザーに付いてきたと言えますね。
また三浦大知さんのハッシュタグも113件とかなり投稿されているのが印象的です。
2014年のCMソングを三浦大知さんが担当されていることに繋がるため、タイアップの芸能人や著名人がいかに重要かということが分かります。
●2015年
- ニベア 4308件
- nivea 1840件
- 青缶 620件
- ニベア青缶 486件
- スキンケア 404件
- 保湿 315件
- ハトムギ化粧水 215件
- ハンドクリーム 197件
青缶だけでなく、ニベア青缶のハッシュタグも急上昇したことからニベア=青缶というイメージが完全に定着したと考えられます。
ハトムギ化粧水のハッシュタグも215件と上位の投稿数にあるのは、ハトムギ化粧水とニベア青缶のタッグがインスタグラムを中心にネットで話題になった影響だと言えるでしょう。
また、スキンケアや保湿などのハッシュタグと同様に、プチプラというハッシュタグが164件で投稿数も多くなりました。
ここから、プチプラで優秀なスキンケアアイテムとして広まって、そのイメージが根付き出してきたことが分かりますよね。
●2016年
- ニベア 7503件
- nivea 2957件
- ニベア青缶 1062件
- 青缶 691件
- 保湿 672件
- スキンケア 645件
- リップ 558件
- コスメ 418件
リップクリームやリップバームというハッシュタグも上位にあり、ここから青缶以外の商品も口コミで話題になり、人気になってきたということが分かります。
主婦というハッシュタグが192件、ママというハッシュタグが155件も同時投稿されていることから、プチプラやトレンドに興味関心を持つインスタヘビーユーザーの若い世代だけでなく、主婦層の投稿もかなり多いと考えられます。
●2017年
- ニベア 10303件
- nivea 3941件
- ニベア青缶 1149件
- スキンケア 1003件
- 保湿 945件
- コスメ 796件
- 青缶 653件
- 美容 632件
今まではそこまで上位になかった美容やコスメ、コスメ好きさんと繋がりたいなどのハッシュタグが多く同時投稿されるようになりました。
これはネットでニベア青缶の効果や様々な使い方が拡散されたことが大きな理由であるでしょう。
もはやニベア青缶は、単なるクリームではなく、”コスメ”であるというイメージが広まりました。
気になる点が、2014年までかなり上位にあった冬というハッシュタグが、2015年の92件から2016年の192件とそこまで増加していない点です。
これによって冬の乾燥対策というイメージから、通年通して使用されるリピートコスメになったと言えますよね!
●2018年
- ニベア 9493件
- nivea 3399件
- さくらももこ 2205件
- ニベア青缶 1747件
- スキンケア 946件
- コスメ 852件
- 保湿 661件
- instagood 645件
さくらももこさんデザインの青缶が発売され、さくらももこというハッシュタグの同時投稿数はなんと2205件!
これはニベア青缶の1747件よりも多い件数となっています。
コラボアイテムは人気が高く、話題になるということが分かりますね。
またニベア50周年というハッシュタグも337件と、ブランドのアニバーサリーをユーザーを巻き込んで盛り上げることが出来ています。
ハッシュタグの分析の結果から、ロングセラーの商品には様々な人気の理由があることが分かりました。
(以上リリースより抜粋)
株式会社パスチャーについて
本社:〒150-0001 東京都港区虎ノ門1丁目-4-2
代表者:代表取締役 甲斐 優理子
設立:2016年6月7日
事業内容:インフルエンサープロモーションならびに画像解析データを基にしたマーケティング支援事業
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