adjust(アジャスト)株式会社(本社:独・ベルリン、代表取締役社長兼共同創業者:クリスチャン・ヘンシェル)は9月27日(木)、モバイルアプリにおけるユーザー行動をアプリの入手方法、プラットフォーム、カテゴリー別に分析し、アンインストールと再インストールに関する調査結果を新たに発表した。
この新しいレポートでは、モバイルアプリのユーザーには、最後にアプリを開いてから平均して6日間未満にアンインストールする傾向があることが明らかになっている。
調査結果(以下リリースより抜粋)
ユーザーへの働きかけには最後のセッションからアンインストールまでの6日間が重要
▲ユーザーがアプリをアンインストール(削除)するまでの時間(カテゴリー別)
ユーザーが最後にアプリを開いてからアンインストールするまでの期間が、プラットフォームや入手経路に関わらず平均して6日間未満であることが分かりました。(上図参照)
しかしながらこの数値はアプリのカテゴリーによって異なり、3時間の場合や15日後であることもあります。例えばエンターテイメントやライフスタイル系といったアプリは、平均的に半日か1日でアンインストールされます。反対に、Eコマースや旅行系アプリの場合は、10~11日後という比較的長い期間の後に削除されます。Eコマースのアプリは注文後も注文内容や配送状況を確認するため、また、旅行系アプリは旅行期間中に旅程や予約内容を確認するために、ユーザーがアプリを長めに保存していると考えられます。(下図参照)
▲ユーザーがアプリをアンインストール(削除)するまでの時間(アプリカテゴリー別)
ライフスタイル、ソーシャル、ゲームアプリは、再インストール率が高い
アンインストールしたユーザーは、二度とインストールしないわけではなく、12ヶ月以内に再度インストールするユーザーが多いことがわかりました。特に、ライフスタイル、ソーシャル、ゲームといったアプリは、40%以上という高い再インストール率の結果が出ています。中でも、ライフスタイル、ソーシャルの両カテゴリーに分類されるマッチングアプリは、高い再インストール率に貢献していると考えられます。
ユーザーがデートを成立させて一度アプリを削除したとしても、数回試みたデートが成功しなかった際に再インストールを行う傾向があるからです。ゲームアプリに関しては、広告主がレベルアップやコインなどの追加特典を提供するリターゲティング施策に注力していることや、ゲームそのものの依存性が高いことなどが要因となっています。(下図参照)
▲アプリ再インストール率(アプリカテゴリー別)
Adjust CTO兼共同創業者 ポール・ミュラー 氏
「アンインストールと再インストールに関するデータがなければ、モバイルアプリのマーケターは、ユーザーを失ったタイミングや、リターゲティングキャンペーンの改善ポイント、パートナーの評価基準などを正確に理解することができません。これまでは、ユーザーがアプリを再インストールすると、セッション、リアトリビューション、あるいは新しいインストールとしてみなされていました。しかしこれでは、ユーザー行動を正しく把握することができず、計測データを歪め、さらにマーケティング予算を無駄使いしてしまいます。より効率の良いモバイルマーケティング戦略を構築する上で、これらのデータをご活用ください。」
アンインストールと再インストールに関する調査結果の詳細は、こちらからご確認いただけます。
https://www.adjust.com/ja/blog/unmasking-uninstalls
(以上リリースより抜粋)
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