トラベルブック株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：長田龍 ）は11月28日（水）、澤田ホールディングス株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：上原悦人 ）、株式会社ベストワンドットコム（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：澤田秀太 ）など３社を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。
旅行商品の料金比較サイト「トラベルブック」が提供するメタサーチエンジンの機能拡充を目的とした資金調達を実施
資金調達の目的および背景
トラベルブックでは「旅行者の意思決定を手助けする」をミッションに掲げ、旅行予約サイト各社の横断検索機能（メタサーチ）と世界各国の観光ガイドコンテンツを提供してきた。
メタサーチサービスにおいては商品ジャンルごとのオンライン旅行代理店（OTA）各社との提携を進め、2018年11月現在、ホテル分野では11のホテル予約サイトとAPI連携。
国内では最大級となる全世界80万件超のホテル施設の最安値料金を比較検討できる機能を提供している。
今回の資金調達では、提携先OTAの拡大とそれに伴うシステム開発の強化を行なうとともに、クルーズ旅行専門のOTA大手ベストワンドットコムとの事業シナジー創出を目的としたものとなる。
JTB総合研究所「海外観光旅行の現状2018・研究レポート」によれば、日本人海外旅行者の4割弱がスケルトンツアー商品を利用しており、トラベルブックが既存商品として取扱うホテルや航空券の単体予約商品を合わせるとオンライン予約全体の約7割をカバーできることになる。
また国土交通省の調査では、2017年の日本人のクルーズ人口は過去最大の31.5万人との試算が出ており、今後も市場拡大が予想されている。
これらの市場に対し、各種ツアーを含めた取扱い商品の拡大と連携強化を通し、メタサーチ領域でのマーケットシェア拡大を目指すとのことだ。
またベストワンクルーズとの取組みでは、クルーズ旅行のツアー商品のAPI連携に留まらず、クルーズ客船のクラスごとの料金相場や参加方法、船上での楽しみ方といった、ガイドコンテンツを数多く提供してきたトラベルブックの強みを活かした取組みも合わせて進めていくということだ。
引受先各社からのコメント
・澤田ホールディングス 投資企画部 部長 中村亮一氏より
旅行系メディアや、旅行周辺のメタサーチ事業が乱立している中、私たちは以下の2点においてトラベルブックさんの成長を確信しています。ひとつは、メディアを通じて旅先等が決まりきっていないユーザーにリーチし、そこから自社メタサーチへ誘導する仕組みがうまく機能していること。もうひとつは、キーワードの選定等を通じて巧みなポジショニングが行われており、先行する企業とは一線を画した独自のポジションを築き上げていることです。私たちが持つネットワークを惜しみなく提供し、株主として経営陣の良き相談相手になりますので、協力しあってトラベルブックを大きく成長させていきましょう。
・ベストワンドットコム 代表取締役社長 澤田秀太氏より
着実に取扱いや売上が伸びており、利益も出ている状態で、しっかりとしたビジネスが構築できていると考えています。長年ノウハウを蓄えたメタサーチとメディア開発での本業成長の期待、またクルーズ商品提携やクルーズ関連記事での認知向上など、当社とのシナジー効果も大きく期待しています。当社にも、旅行業として長年培ったノウハウがありますので、ともに成長できるパートナーとして応援できればと思います。
【トラベルブック株式会社について】
ホテルをはじめレンタカーや高速バス、航空券、レンタルWi-Fi、オプショナルツアーといった旅行商品の料金比較機能（メタサーチ）を提供する旅行情報サイト「トラベルブック」を運営している。
「旅行者の意思決定を手助けする」をミッションに、メタサーチとメディアの二軸でサービスを展開。
旅行行動において中心となる予約アクションにフォーカスした横断検索ツールと、実用的な旅のガイドコンテンツを提供している。
2014年5月に設立以来、各領域のOTA各社との提携を進め、ホテル分野では楽天トラベル、じゃらんnet、JTB、ブッキングドットコム、エクスペディアなど11のホテル予約サイトと連携（2018年11月現在）。
国内では最大級となる全世界80万件超のホテル施設の最安値料金を比較検討することができる。
会社概要：http://corp.travelbook.co.jp
トラベルブック：https://www.travelbook.co.jp
旅人網 TravelBook（台湾版）：https://travelbook.com.tw
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