未来に繋げる新事業づくり、ビジネスを通じた社会課題の解決

Business

聴こえ支援機器を展開するユニバーサル・サウンドデザインが総額5,600万円の資金調達

聴こえのバリアフリー社会の実現に向けて、卓上型会話支援システム「comuoon®(コミューン)」を開発・販売するユニバーサル・サウンドデザイン株式会社が、認知症予防・改善分野における事業提携、個人向け販路拡大に向けて、メディカル・ケア・サービス株式会社、株式会社内田屋、個人投資家を引受先とする総額5,600万円の第三者割当増資を実施した。

資金調達の目的について

ユニバーサル・サウンドデザインは、これまで高齢者との対話や環境改善を支援するシステム「comuoon®シリーズ」を提供してきた。

今回の第三者割当増資は、メディカル・ケア・サービス株式会社との認知症予防・改善分野における事業提携に向けた取り組み、および株式会社内田屋との個人向け販売ネットワーク強化に向けた取り組みの1つだ。

今回の資金調達をもとに、これまでに培った音声コミュニケーション支援技術を様々な分野に広げ、高齢者との対話支援技術の新たな活用方法についての研究開発に着手するとともに個人向け販路も強化していくとしている。

第三者割当増資について

・引受額:56,000,000円

【引受先概要】

メディカル・ケア・サービス株式会社

本社:埼玉県さいたま市大宮区大成町1-212-3

代表取締役:山本 教雄

資本金:100,000,000円<2018年3月時点>

URL:http://www.mcsg.co.jp/

株式会社内田屋

本社:大阪市天王寺区国分町17番22号

代表取締役:内田 賢吾

資本金:60,000,000円<2018年3月時点>

URL:http://www.uoc-opt.jp/

「comuoon®」について

d17762-27-501380-0

「comuoon®」は、聴こえが気になる人に対して、話者側から歩み寄るというコミュニケーション支援の新しい形を実現した、卓上型会話支援システム。

補聴器のように従来の”聴き手”側のみの問題に焦点を当てるのではなく、”話し手”の声を聞きやすい音質に変換しコミュニケーションを支援する。

「話者側からのアプローチ」というアイデアと利便性、使い勝手の良さに加えて、特に明日を切り拓く力をもち、未来を示唆するデザインを兼ね備えたものとして、2016年度グッドデザイン賞を受賞。

「グッドデザイン・ベスト100」にも選出された。

「comuoon®」の活用による「聴こえのユニバーサルデザイン」は、医療機関や療育機関、金融機関を中心に7,000所以上の施設で導入されている。

(2018年2月時点)。

さらに米国脳科学関連学会「14th Annual World Congress of Brain Mapping and Therapeutics」および、「第118回日本耳鼻咽喉科学会通常総会・学術講演会」において、脳科学的視点から難聴者に対する語音弁別の有用性を発表した。

これは、音の大きさではなく「明瞭度」が難聴者のコミュニケーションにおいて必要であることを証明したもの。

「comuoon®」は難聴者への生活支援ツールならびに、聴覚リハビリツールとして活用することが可能。

会社概要

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

設立:2012年4月

資本金:222,510,000円

代表者:代表取締役 中石真一路(なかいし しんいちろう)

所在地:東京都港区海岸1-9-11 マリンクス・タワー2F

【事業内容】

・聴こえ支援機器の設計・開発・販売

・各種店舗、建築物および室内空間のサウンドデザイン企画、制作コンサルタント業

・スマートフォンアプリケーションの設計・デザイン・開発

・スピーカーおよびアンプなどの音響機器の設計・製造・販売

・PAおよびSR用音響機器の改修および修理

メディアの教育・研修イベントメディアのM&Aペットのインフルエンサーメディアインキュベートとはメディアアクセラレーター

友だち追加
メディアのことなら何でも回答!

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧

PAGE TOP